Reginleif Saga

おまけ



 あとがきなんてものは、なくても良い。
 作者が悦に入って作品解説をするのは折角の読後感が台無しだし、作品について言い訳をするくらいなら、最初から話など書かないほうがいい。
 だから、ここには、作品を書くに当たって織り込めた世界について記しておこうと思う。

 「saga」の名のとおり、この物語は、北欧叙事詩テイストを含めて書かれている。
 まねた、とは、言えない。真似できるほど良く知っているわけでもないからだ。古代北欧の世界は、何よりも、厳しい自然との戦い、それは、運命との戦いでもあったと私は思う。
 生まれる場所を選べない人間は、生れ落ちたその場所で、さまざまなものと戦って生きていかなくてはならない。そうして生き残る力強さを謡う物語が、「サガ」なのだと思う。
 うまく書き表せたかどうかは分からないが。

reginleif
レギンレイヴ…古ノルド語で「神々の残されたもの」。エッダ「グリームニルの歌」より。ヴァルキューレの名。

Lewin
社会心理学者K.レヴィンからもらった名前。レヴィンはユダヤ人なので、北欧とは繋がりがない。大学で専攻したのが社会心理学だったからつけた名前。

ナルヴィ
北欧神話に登場する、ロキの息子の名前。なんとなく。

ユングヴィ
北欧神フレイの別名。なんとなく。

霧の子ら
ニベルング族のこと。手にした者を破滅においやる黄金とニベルング族の繋がりは、北欧神話、サガなどの伝説に多く見られる。

その他
あんまり深いことは考えていない。


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