3



 歩いた時間からしても、もう、かなり地下まで入ってきたはずだった。ここまで立ち入った者は五百年ぶりだろう。微かな光に照らし出される風景は、彼らの知る現代のそれとは、あまりにも違う。
 途中、ディーはカンテラの油を入れ替えた。光が弱まってきたからだ。
 携帯用の油一本分を使い切るくらいの時間が経った。地下では昼も夜も分からないが、もうそろそろ、半日が経つ頃だろう。
 「少し休んでいこうか」
アルウィンは足を止め、辺りを見回した。「と言っても、あまり寝心地は良さそうじゃないけどね。」
 「あと、どのくらいなんだろうな」
油の残りを確かめながら、ディーが呟く。「食料と水は十分持ってきたが、明かりのほうは三、四日がせいぜいだ。道が崩れていたとしても、道具もないぞ。ハザルはあまり地下で鉱石の採掘はしない」
 「何とかなるさ。イザとなったら、またワンダに頼るよ」
 「おー。掘るなら、ワンダ頑張るぞ?」
ディーは、にやりと笑った。
 「ま、それでもいいな。」
明かりを弱め、適当な片隅に毛布を敷く。入ってきた時に聞いた低い振動音は、あれから、近くも遠くもなっていない。つまり、目的地はそれだけ遠いということだ。
 思った以上に疲れていたのか。切り詰めていた気持ちが少し緩んだとたん、強烈な眠気が襲ってくる。暗がりの中に身を寄せ合うようにして、彼らは束の間の眠りに落ちていった。
 アルウィンだけは目を覚ましていた。一度は眠りかけたのがふいに寒気を感じて意識が浮かび上がってきたのだった。
 正確には、誰かに呼ばれた気がした。
 アルウィンが起き上がった気配に気づいて、ウィラーフがうすらと目を開ける。彼は口元に手を当て、心配ないという仕草で安心させて立ち上がった。自然な要求だと思ったのだろう、ウィラーフは再び目を閉じる。そのついでに、腹の上にどっかと乗っていたワンダの足を払いのけることも忘れずに。
 そう遠くまで行くつもりはない。予備のカンテラは灯さなかった。
 光が遠ざかり、辺りを闇が包みこむ。風を感じたのは、確かにこの方向だった。ごく僅かな空気の流れだったが。
 手探りに壁に触れる。視界のなかで、光が明滅しているのが分かる。遠いような、近いような。アルウィンはその光を目指していく。


 唐突に目の前に広がった光の中で、彼は思わず足を止めた。


 たった今まで闇の中にいたはずなのに、そこは真昼の「外」。
 足元から風が吹きつけてくる。そこは、大地に深く斬りつけたような広い谷のただ中にあって、中に浮かんだような場所だった。大地は岩の柱に支えられ、はるか下の枯れた赤い大地に影を落としている。見上げると、空が遠い。
 しばし呆然としていた彼は、振り返ってさらに驚いた。
 慣れてきた目が捉えたのは、一握りの緑と、その中に立つ一本の樹だった。王家の紋章そのままに、幹も、枝も葉も、全てが黄金色に光り輝く、人の背丈ほどの。その中心には、小さな赤い石がひとつあり、周囲を銀色の枝が丸く取り囲んでいる。初めて見るはずの光景なのに、どこか――不思議に懐かしい。
 アルウィンは、吸い寄せられるようにその樹に近づいていった。
 足の下にある草の感触は、本物。触れた金の葉は柔らかく、生きている。作り物などではない。夢を観ているわけでもなさそうだ。しかし、だとしたら―― ここは一体、どこなのか。
 ふいに、目の前で銀色の枝が動いた。いや、枝だと思っていたものは、枝ではなかったのだ。細い体がなめらかにくねる。背に枝のようなツノのような、あるいは羽根のようなものを生やしたそれは、するすると体を伸ばすと、いきなり目を開いた。淡い緑色、猫のような縦長の光彩を持つ双眸が、ひたとアルウィンを正面から見つめる。
 「……。」
言葉にならない会話が交わされた気がした。音ではない、視線でその生き物は何かを問いかけている。アルウィンは、意識の片隅でその生き物の言葉を理解し、返答している自分がいることを感じていた。
 どのくらいの時間、そうして見つめ合っていたのか。
 我に返ったのは、その生き物がふいに体を曲げ、アルウィンが出てきた出口のほうに視線を振ったからだ。目がすっと細くなる。アルウィンも、その生き物が感じたのと同じ気配に気がついた。
 何かが近づいてくる。


 暗がりの中、微かな物音に眠りが退けられる。音もなく頭上から近づく何か。それは彼のすぐ後ろまで来ると、「手」を伸ばす――
 「!」
ウィラーフとディーが跳ね起きたのは、ほぼ同時。跳ね起きざまに剣を抜く。明かりに照らし出されたのは既に周囲を取り囲んでいる兵士たち。その中には見知った顔もある。
 「おやおや、そのままゆっくりお休みになっていてくれれば良かったものを」
 「ファーリエン…」
ウィラーフの呟くので、シェラは、思い出したくもない名前を思い出した。スレイン・ファーリエン。以前クローナの町で会った男だ。
 それだけではない。
 「近衛騎士がこんなところで、女子供と一緒に宝探しか」
騎士たち数人の後ろから現れたのは、東方騎士団長アレクシス・ローエン。傍らにはオウミもいる。ウィラーフは舌打ちした。最悪だ。
 「ディー、やめておけ。」
背中越しに少年に言う。「こいつらは東方騎士団の中でも最悪の部類だ」
 腕が立つ、という意味だ。
 この数の差、勝ち目はない。唯一の救いは、アルウィンがこの場にいないということだ。彼がまだ戻ってきていないことにウィラーフは気づいている。せめてひとりだけでも逃げられれば。
 「妙な真似はするなよ。お前たちにはあともう少しだけ付き合ってもらわねばならんのでな。――武器を取り上げろ。」
ローエンは、部下たちにあごをしゃくると先に立って歩き出した。武装を取り上げられながら、ウィラーフは皮肉っぽく言う。
 「騎士団長自らお出ましとは、さすがに予想もしなかった。いいのか? アストゥールの王軍が到着しようというときに部下を放り出して」
 「なに。”アレ”を手に入れることのほうが先決だ」
アレ、というのは、”エリュシオン”のことか。だとしたら、少なくとも彼らはこの先に何があるのかを知っていることになる。オウミが教えたのか。
 「ちょっと! 触らないで」
後ろでシェラが騒いでいる。隠し持っていた短剣を取り上げられているところだ。
 「つれないなあ、シェラさん。楽しくお茶した仲じゃないですか。美しいお嬢さんに手荒な真似はしたくないんです。用事が済めば、ちゃんと助けて差し上げますよ。」
ウィラーフは唇を噛んだが、今はどうすることも出来ない。両手を頭の上に載せ、左右を東方騎士たちに厳しく挟まれたまま奥へと連行される。ディーも同じだ。
 長い通路の奥に、部屋がひとつあった。入り口の扉は崩れかかり、騎士と兵士たちは、いとも簡単にそれを壊す。
 彼らの目の前に、武器庫が姿をあらわした。武器、というには奇妙だが、おそらくそう呼ぶので正解だろう。ここに来るまでに見た長細い筒や、人形の完全な姿をとどめたもの。
 「――素晴らしい」
振り返ると、ローエンが目を輝かせていた。「これが…まことの王の証、”エリュシオン”」
 一方でオウミは、入り口の側に倒れている骨と化した亡骸に駆け寄って、傍らに膝をついていた。
 「おお… おお、まさに言い伝えの通りに…」
震える手でマントを持ち上げ、骨の額に嵌っていた飾り気のない金の輪に触れる。
 「これこそが”エリュシオン”。ようやく見つけました。お迎えに上がりましたぞ、…王」
 「王?」
 「その男は、五百年前の主人を迎えに来たのさ」
スレインがにやにやしながら言う。「まったく、主人思いの一族だよ。」
 「王、…って、まさか、イェルムンレク王?」
ディーが驚きの声を上げる。ここが五百年前の”統一戦争”最終決戦後だとは知っていたが、まさか、まだ王の亡骸がここにあるとは。
 「…そんな」
シェラは首を振る。
 「そのために、”エリュシオン”の詩を集めていたっていうの? そのためだけに? それなら、この人たちに協力しなくたって――」
オウミは、顔を上げて彼女を睨む。
 「お前たちは忘れていたではないか。金髪女の息子の血筋はもちろんのこと、王の愛したエサルの末なるクローナの者たちも、過去を捨て去ってしまったではないか。この五百年、我が一族は約束を果たす日を待ち望んでいたというのに。」
 「……。」
 「はは、この男はただ協力者が欲しかったのさ。私としても朽ちた骨に興味などない。私が欲しかったのは、ほら、これだ」
ローエンは積み上げられた古代の武器の前で両手を広げる。
 「かつて大陸に覇を唱えた偉大なるエスタードの創り上げた叡智の結晶だ。今はまだ使い物にならんだろうが、いずれこの力は蘇るのだ。そしてエスタードは再び、”大陸の覇者”として君臨する――」
 「禁じられた武器を蘇らせるつもりか!」
身を乗り出しかけたウィラーフの喉元に、剣が突きつけられる。
 「禁じたアストゥールが倒れれば、誰も止める者などいない。」
その意味を理解するのに、数秒。理解した瞬間、ぞっとした。
 この男は、五百年前に失われた大地もろとも人を消し去る恐ろしい武器の製法…王国が抹消した記録を、ここにあるものを浸かってまるごと蘇らせるつもりなのだ。
 「やめろ!」
ディーが叫ぶ。悲鳴にも似たその声は、周囲を死の石に囲まれた空間に響き渡る。
 「そいつのせいで、オレたちハザルの民は…!」
クロン鉱石によって汚染された大地は死に絶え、その毒が消えて再び人が住めるようになるまで五百年の時を要した。故郷を失ったハザル人の世代を越えた放浪の旅は、つい先日ようやく終わりを迎えたばかり。
 ローエンは、せせら笑う。
 「失われた力を取り戻せば、エスタードは容易に大陸を制覇できる。感謝することだな、その礎となれることを」
 「ふざけるな! なんで、お前たちなんかのために」
ローエンに飛びかかろうとするディーの背後で、兵士が剣を振り上げる。シェラが悲鳴を上げ、ワンダが唸り声を上げる。
 その時だ。
 何かがディーと兵士の間に割り込んでくる。振り下ろされる剣が弾き飛ばされ、高い金属音を響かせた。注意が惹きつけられ、一瞬生まれた隙。ウィラーフは、左右の騎士たちに体当たりを食らわせる。
 「ディー、武器を!」
自分の剣を取り返しながら、ディーのナイフを投げて寄越す。飛び込んで来たのは、上半身はほとんど裸、手には無骨な刃を握り、背に弓を背負った北方のヨルド族の男。
 オウミが目を大きく見開く。
 「貴様――エラムス!」
訛りのある、ヨルドの言葉が交わされる。分かったのは、会話の一部だけだ。
 「何故ここにいる。わしに従わなかった臆病者が」
 「役目を果たしに来た。銀の樹の、エサルの血に従うことが我らの真の役目。王の敵に従うことではない」
 「王は死んだ。従うべき血は絶え、偽りの王が、王の敵がこの国を支配したのだぞ」
 「それは嘘だ。王は死んでいない。あなたは間違っているのだ、約束を果たすための五百年は、こんなことのためにあったのではない!」
彼ら一族の間でも、認識の齟齬があったのだとシェラは思った。五百年の歳月の中、伝えられた記憶は少しずつ食い違い、やがて「何をなすべきか」が判然としなくなっていった。もともとは、「王に従うべき」「恩を返す」といった漠然とした内容だったのかもしれない。初代王の死後、従うべき王は「アストゥールの王」なのか、「王位を継がなかった、もうひとりの王の後継者」なのかすら定かではなくなっていった。そんな中、少なくともオウミにとっては、アスタラの民の最初の主人であったイェルムンレクただ一人への忠誠が優先されたのだ。その血を引く者たちは、それほど重要ではなかった。
 エラムスと呼ばれた男は、ウィラーフたちのほうをちらと見、手短に言った。
 「遅ればせながら助太刀する。身内の不始末は身内でケリをつけさせろ」
 「…分かった。頼む」
とはいえ、数はまだ相手が上。騎士団長ローエンは悠々と遺物の物色にかかっている。ここから何も持ち出させるわけにはいかない。五百年前に苦心して抹殺した悪夢を、再び蘇らせてはならない。
 武器を取り戻せていないシェラは、邪魔にならないようそろそろと逃げようとして、…目の前を塞がれた。
 「いけませんよ、美しいお嬢さん。あなたはここにいないと」
あとすさりすかけるシェラのほうに向かって、スレインは、あのキザったらしい笑顔を向ける。
 「あなたは傷つけたくないんですよ、美しい方」
剣を手にしたまま。
 「大人しくしていてくださればいいんですよ、ね?」
その前には牙を剥いたワンダが立ちふさがる。
 「どけ!」
 「駄目っ」
ワンダは二本足で立ち上がり、両手を広げる。スレインは笑顔とともに、猫なで声を出す。
 「またケーキをやるから。な? どいていてくれ」
 「だめだぞ。お前、敵なんだろ? ワンダは敵のごはんは食べないぞ」
ワンダは退かない。
 「やれやれ、仕方がないなあ。あんまり面倒にはしないでおくれよ…」
 「やめて!」
 「お前の相手は私だ」
ウィラーフが割って入る。
 「…ワンダ、こいつは相手にするな。お前では荷が重い。キザ野郎だが腕だけはマトモだからな」
 「おやおや、なんて言い方を。でも、ま、美しいご婦人を賭けての一騎打ちというのは、嫌いではないですよ。」
 「呑気なことを言っていられるのも最初だけだ」
二人の間にはもただならぬ気配が漂い始めている。とても手を出せた雰囲気ではない。
 ワンダは、ぴょんと飛退り、ディーが戦っているほうへ走っていく。二人はひとりの騎士を相手に戦っている。一対一では勝ち目はない相手だ。もとより、相手は鎧を身につけ盾も持って武装をしている。ハザルの武器で力いっぱい突けば防具を貫けるかもしれないが、そうするためには相手の間合いに入らなくてはならない。こちらは一撃でも喰らえば終わりだ。


 アルウィンは、その様子を見ていた。
 見ていながら、自分が実際にはその場にはいないことも分かっている。景色が一変し、唐突に目の前に戦いの場面が現れたのだ。
 『愚かなことだね』
振り返ると、細長い生き物の輝く目がそこにあった。彼の肩先にとまりながらそれは、銀色の枝のようなものを震わせ、体を波打たせている。たどたどしい、どこか不自然な抑揚のない言葉は、確かにこの生き物の発しているもの。
 『人間は変わらない、と前に言っていたが、本当にそう』
 「前に…」
 『おまえに良く似た人間さ。名前は覚えていない。人間は、すぐに死んでしまうからね』
アルウィンは、マントの下からいつも持っている紋章を取り出した。父の形見でもある銀色の紋章――まさに、その形。あまりにも見慣れすぎていて、懐かしいとさえ思ってしまったほどに。
 これを創った人は、この生き物のことを知っていたのだろう。
 だとすれば……。
 『約束したんだよ』
アルウィンの考えていることを読み取ったのか、生き物は言った。
 『二人でまたここへ戻ってくるからと。何百年後かと言っていた。わたしにとっては、つい昨日のようだが』
 「五百年、経ちました」
紋章を握りしめる。「すいません。もうひとりは…すぐ近くにいますが、ここには来られていません」
 『上でまた戦いがあるからだろう? 本当に人間は変わらない』
体をくねらせ、輝く瞳を映像の中の戦いに向ける。
 『あそこにいる者たちはまた、大地を殺す力を欲しているようだしね。同じ種族への憎しみのために、自分たちも生きられなくしてしまうなんて、愚かなこと。』
 「止めます。責任をもって」
ふわりと銀色の生き物が舞い上がる。
 『前に逢ってからこれまで、おまえたちは約束を守ってきた。大地を殺すあれを壊し、二度と使わないと言った。もし約束を破れば、わたしは大地を守るため人間を殺さなくては』
 「まだです。まだ間に合います、ファリエス」
言ってから、アルウィンは思わず自分の口に手を当てた。自然に口をついて流れだしたその言葉は、さっき見つめ合った時、意識の片隅で会話した内容か。
 「――ファリエス。ファリエス・テア・アウゲリア…そうか、あなたの名前だったんだ。あれは…」
 『わたしに名前はない。人間が勝手に呼んでいるだけ』
枝葉のような背中の突起が、羽根のように広がる。
 『わたしは、ただ、ずっとここに居る。最初に人間たちが来る前から、ずっと。人間が何もしなければ、わたしも何もしない。――ただ、棲家は守らなくては』
浮かんだ銀色の生き物は、伸び縮みしながらゆっくりと上へ上がっていく。
 『少しだけ力をかしてやろう…』
光ごと映像が消え、世界が暗転する。次の瞬間、アルウィンは戦いの真っ只中にいた。


 突然すぐ横に現れたアルウィンに驚く間もなく、ウィラーフは足元が揺れだしたことに気づいた。
 「地震だ!」
ディーは隙をついて兵士数人を一瞬で切り伏せながらこちらへ走ってくる。天井が崩れ始めていた。ローエンは、両手に何かを抱えたまま逃げ出そうとしている。
 「あいつを止めないと!」
アルウィンは、ローエンを追ってその足を掴む。振り返った騎士団長は顔を歪めた。
 「貴様は…」
 「アルウィン様!」
ウィラーフがローエンの抜きかけた剣を弾き飛ばす。蹴り飛ばされ、アルウィンは足を離さざるを得なかった。その間にローエンは騎士たちを連れて大穴の向こう側へ逃げてゆく。追いかけようにも、足元が揺れてうまく走れない。揺れは収まるどころかますます激しくなり、大きな石までが上から降ってくる。このままでは全員生き埋めだ。
 「今は外へ出たほうがいい」
エラムスと呼ばれていた男が、ワンダを小脇に抱えて立っている。片手に下げた剣は血に濡れている。
 「…やったのか」
 「始末はつけた」
簡潔な言葉。アルウィンのほうを見る。
 「遅すぎるかもしれないが」
 「――五百年に比べれば大した時間じゃない」
アルウィンは、埋もれてゆく部屋を振り返る。オウミは、亡きイェルムンレクの傍らで眠ることになる。五百年前の記憶とともに、永遠にこの大地の奥底で。
 「行こう。追いかけないと」
彼は元来た道を指し示す。過ぎ去った過去は過去のまま眠らせておくのがいいのだ。今は、今の時代のことを。ファリエスとの約束もある。ローエンが持ち出したものを取り戻さなくては。


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