緋色の風−冒険の始まり

なりゆきで、一緒に旅することになった二人の若者。彼らの目指す場所は同じく【魔法都市】。はるか西方に位置する町だった。

リーゼ「本当に、大丈夫なのですか?」
ウェイン「ああ、心配ないって。俺を誰だと思ってるんだ? どんな仕事だってパーフェクトのウェイン・アーベンデルク様だぜ。」
リーゼ「…でも。」
ウェイン「昼間の連中のこと、気にしてんのか? ンなの幾ら来たって俺様の敵じゃねーし。あんたもワケありらしいけど、俺だって似たようなもんなんだ。気にすることねーよ。」
リーゼ「……。」
ウェイン「お、あそこに町があるな。もうすぐ日も暮れる。今夜はあそこで泊まろうぜ」
リーゼ「え? あの、それってまずいんじゃあ…」
ウェイン「なんだよ。嫌なのか」
リーゼ「そうじゃなくて…。私はいいのですが…。あなた、確かご自分で『賞金首だ』って。」
ウェイン「ああ? そうだよ。そうだけど、それが?」
リーゼ「……。(わざとなのかしら、これって)」

彼らは知らない。互いを巻き込む大冒険が、これから始まろうとしていることを。

知原様に差し上げた絵に物語をつけてみました。