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  ヴェルトハイマー  


Wertheimer,M,.1880−1943

プラハ生まれ。

 もとは法律を学んでいたが、その後、哲学への興味を経て心理学へと移る。1910年、仮視運動の研究のアイディアを、ウィーンからライン地方への旅行中、列車の中で思いついたというエピソードは有名。1933年、ナチス支配下のドイツから、アメリカへ移住した。彼は、知覚研究だけでなく思考についての心理学的研究も行っている。



【関連研究】


■仮視運動(apparent movement)、ゲシュタルト心理学(Gestalt Psychology)

 パラパラ絵の原理など思い出すと分かり易い。教科書の端っこに棒人間を書いて、ページをパラパラ捲ると、その人間が動いているように見えるアレ(笑)。子供のころ、きっと一度くらいは、やってみたハズだ。
 ひとつひとつの要素に対する感覚を単にあわせただけでは、全体的な知覚…人が動いているように見える知覚は出て来ない。パラパラ絵ならば、すべての絵が一つの知覚に含まれなければならない。
 このように、一連の生成過程が連続して生み出される一つの統一された認知が「仮視運動」であり、心理学も、部分ではなく全体を対象とすべきだ、というのが「ゲシュタルト心理学」の基本的な考え方である。
 ゲシュタルト心理学の特徴としては、要素観の否定のほかに、実験現象学に立脚した研究方法や、力学観の強調などがある。


■実験現象学(experimental phenomenology)

 世界はどうして見えるのか、ものがどうして見えるのか、などについては様々な考え方があるが、その中でも知覚現象そのものについて条件や要因を問題とするのが、実験現象学である。この考えかたでは、まず始めに余計な要因の入らない素朴・自然な態度でその現象をあるがままにとらえ、記述し、その現象的特性について分類する。「ルビンの盃」(図地反転図)で知られるルビンは、この方法の代表的なひとり。




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