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  高田 利武  


T,Takata.−

 早稲田大学大学院文学研究科博士課程心理学専攻中退。奈良大学教授。
 「私の専門は鉄道関係だ」と言い切るほどの鉄道マニア。横文字が嫌いなので板書もプリントもひたすら漢字を使用する傾向にある。口癖は「簡にして要」「けしからん奴だ」。

 専攻は、自己の問題を中心とした実験社会心理学、および発達心理学との境界領域。




【主要著書】

 セレクション社会心理学3 他者と比べる自分(サイエンス社)
 社会心理学キーワード(分担執筆 有斐閣)など


【関連研究】


■社会的比較過程の理論(theory of social comparition processes)

 L.フェスティンガーが唱えた、自己評価の原理に関する理論。この理論の基本仮説は以下のとおり。

1/人には、自分の意見や能力を評価しようとする動因がある。
2/人は、客観的もしくは物理的手段が利用できない場合、他者の意見や能力との比較を行うことによって、自分の意見や能力を比較しようとする。
3/他者と自分を比較しようとする傾向は、他者との意見や能力の差が増大するにつれて減少する。

 人は複雑な社会環境を適切に理解し、それに効果的に対処しようと努める。この時、他者との比較が、自分の判断や行動の適切さの基準、または枠組みを提供する。特に、自分と類似した他者との比較によって、自己の明確な位置付けができるようになり、将来に対する方向付けも可能となる。このように、自己に関して、ある種の不確かさが存在する状況で、社会的比較が生起するというものである。

 このとき、自分と類似した他者ではなく、自分より優れた者との比較を行う「上方比較」や、劣った者との比較を行う「下方比較」も存在する。



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