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  スキナー  


Skiner,B,F,. 1904−1990

米国の心理学者。
 現代の進歩的行動主義の代表者。スキナー箱を提案して、オペラント行動を研究。この研究で得た原理を応用したのがティーチング・マシンとプログラム学習であり、教育現場への貢献は大きい。
 オペラント条件づけによる行動形成の蓄積が発達であると考えるから、彼は典型的な意味での発達段階は設定している。
 



【関連研究】


■急進行動主義(radical behaviorism)

 行動主義とは、ワトソンから始まる「心理学とは、実証可能な自然科学の一分野であるべき」との考え方。S−R心理学とも呼ばれる。なぜかやたらとテストに出る範囲なので注意!(笑)
 その中でも、スキナーの唱えた理論は、「科学の目標は発生する結果の予測と制御である」と、いうもので、心理学は、観察・操作可能な刺激と反応との間の関数関係を見出す、関数分析を行わなければならないと考えた。これは、抽象的な概念や観察不可能な要素を排除する考え方である。

 現在では、これら行動主義派の考えは行動科学と総称されている。


■スキナー箱(英語で書くと、まんまスキナー・ボックス。それは無いだろう…とか思うんだが…。)

 簡単に言うと、箱にネズミ入れて、ネズミがスイッチを押すとエサが出てくる仕掛けをつけておいたもの。反応の結果の学習から、ネズミはスイッチを押すことを覚えるわけだが、これをオペラント学習づけ(道具を使用する学習づけ)と呼ぶ。報酬がイイこと(=エサをもらえる、など)だと正の強化刺激、逆に悪いことだと負の強化刺激となって、これら反応結果の刺激によって、人の行動が強化される。
 強化を中止することを消去というが、強化刺激が中断されても、強化された行動が急になくなるわけではない。この、行動の消えにくさを消去抵抗という。


■強化スケジュール(schedules of einforcement)

 上の「オペラント学習づけ」に関連して、「その行動がどのようなスケジュールで強化されているか」によって強化時や消去時の行動パターンが違って来るというもの。例えば、釣りをする、という行動の場合、強化刺激は「魚が釣れる」で、このスケジュールでは強化の消去後(魚が釣れなくなったあと)、強化された行動の生起率は不規則に変化する。
 なお、魚釣りに行ったからと言って、いつでも魚が釣れるわけではない…と、いうような状態を、オペラント学習づけの中でも特に部分強化(pertial reinforcement)と呼ぶ。


■プログラム学習

 スキナーの提唱した、個別学習方式。教室において、生徒の個人差に応じた学習をさせることを目的とする理論。それぞれの原理は細かくテストに出てくるイヤンなものなので、面倒だが覚えておくほうがいい。

1.スモール・ステップの原理…目標に至るステップを細かくし、絶対失敗しないようにして、興味を失わせないようにする。簡単な問題から少しずつ学習させよう、ってことね。

2.フェーディング…最初はヒントなどを与えて補助するが、学習が形成されるにつれ、だんだんとそういったヒントをなくしていく。問題集が「例題」から始まっているのがソレ。

3.即時確認の原理…回答したら、即答え合わせ!

4.積極反応の原理…オペラント学習付けでは、学習者が自発的に反応しないと反応の強化が出来ない。つまり、生徒本人が全然やる気ナッシングだと意味がない。そこで、プログラム学習では、一項目ごとに丹念に反応させる仕組みになっているのだ。

5.自己速度の原理…各々の個別スピードに沿った最適のペースで。

6.学習者検証の原理…学習者の学習結果によってプログラムを修正。

*ちなみに、太字のはカッコ抜きで実際に試験に出てました。もちろん撃沈されたよ、オレは。(泣)


■レスポンデント/オペラント

 自然環境によって反射的に発動するのが「レスポンデント」、生体側から環境に働きかけようとして発動するのが「オペラント」。



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