「〜学派」とか、「〜主義」とか、心理学にはアプローチの仕方別に色んな立場があるものです。
ここでは、それらを系統別にして、心理学者の系譜など作ってみました。これで記憶に使われるクラスター量を減らせるか?
| 系統 | 内容の要約 | 創始者 | 後継・関連学者 |
| 精神物理学 | 精神と身体の関係を科学的方法で解明しようとする考え方で、心理現象を数字によって明示しようとする立場。 | ウェーバー | フェヒナー、ヴント、 エヴィングハウス |
| 構成心理学 | ハートレイ、J.Sミルなど哲学者たちの考えた連合心理学(生理学的心理学の色合いが強い)と実験心理学を背景にして作られた考え方。心理的要素の分離と再構成を行う。 | 哲学者たち | ヴント |
| 実験心理学 | 現象を観察し、検証可能な仮説をたて、仮説検証のためのデータを集め統計処理する…というタイプの心理学。自然科学寄りな手法。 | ヴント | ほぼ全ての心理学者 |
| 実験現象学 | 世界がどうして知覚されるのか、ものがどのように見えるのか、について、条件や要因によって変化する知覚を扱う立場。観察、記述、分類を重要視する。 | . | ルビン、カッツ、 ヴェルトハイマー(仮視運動) |
| 行動主義 | 心理学はまず実証可能な学問であるべきで、扱うのは自己の意識ではなく客観的データ、つまり外界の刺激(S)と生体の反応(R)である、とする考え。 | ワトソン | トルマン、ハル、スキナー |
| ゲシュタルト心理学 | 一連の生成過程が連続してひとつの認知を生み出すのがフツウであり、心理学も、部分ではなく全体を対象とすべきだという考え。 | ケーラー、コフカ、 ヴェルトハイマー |
レヴィン(場の理論) |
| 精神分析学 | 無意識や初期体験にかかわる、意識していない記憶に関係する理論。 | フロイト | ユング、アドラー |
| 比較行動学 | 動物の行動学。人間も動物である以上、動物心理との比較も不可能ではない。これも心理学の分野に入るらしい。 | ローレンツ | ティンバーゲン |
| 認知科学 | 知能や知能システムを計算という方法で研究する領域。人間の視覚、聴覚などの認知を扱い、人間内部での情報処理に目を向ける心理学を認知心理学と呼ぶ。 | 神経生理学、脳性理学など他ジャンルとの接点が多い。 | . |
| 特性論 | 人の行動には、その場の状況だけでなく、その人の持つ特性が関係する。 | オルポート | キャッテル、ギルフォード、 アイゼンク |
| 類型論 | 性格や人格を、比較的少数のタイプに分類することを目的とした研究。 | . | クラーゲス、シュプランガー クレッチマー、ユング |
| S−R学習 | 「効果の法則」にもとづく刺激と反応の学習。オペラント学習づけや試行錯誤説などがここに入る。 | ソーンダイク | ハル、スキナー、 ハースティン |
| 知能検査 | 人の知能を客観的・科学的に測定するため考案された道具。様々な種類のものが存在する。 | ビネー、ゴールトン | キャッテル、ジェンセン、 ギルフォード |
| 認知的均衡理論 | 社会心理学の7大論の一つ。人は、自分の持つ認知を一貫させようとし、そのために、認知とあわない行動を取ってしまった場合、認知のほうを変化させようと試みる。 「認知不協和理論」と、ほぼ同じ。 |
ハイダー | ニューカム、フェスティンガー オズグッド |