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  エヴィングハウス  


Ebbinghous,H.1850−1909

 現代心理学の祖であるヴントが「学者や記憶なんか心理学で扱う分野じゃないよ」と言ったのに対し、それに対する実験的研究をはじめて行ったひねくれ者…じゃない、パイオニア。実験室もなく、自分を被験者としてコツコツ5年間もやり遂げたらしい。スゴイが地味な伝説だ。

 彼は、記憶材料として日常的な単語を用いてしまうと、個人のもつ経験の差によって誤差が生じると考え、「無意味綴り」を考案し、実験を行った。日本語だと、イナ、ヨキ、ホペなと゜、意味のないカタカナ2文字が用いられることが多いらしい。
 なお、彼の実験では長期記憶が対象とされていたが、後に続くピーターソンらは短期記憶を対象とした。



【関連研究】


■エヴィングハウスの図形

 ●の外側に、さらに大きな○がある場合と小さな○がある場合とで、もともとの●の大きさが変わって見える…と、いう対比の研究に使われた図形。これは、いっぺん見たことのある人にしかわからんかもなぁ…。

■忘却(forgetting)

 文字どおり、忘れ去ること。人間はコンピューターではないので、いちど記憶したものは次第に忘れて(思い出せなくなって)いくよーです。
 難しく表現すると、「忘却」とは、記銘(memorization)し、保持(retention)したものが、想起(recall)出来なくなることを言う。
 忘却がどのような時間経過を辿るのかをはじめて実験材料にしたのがエヴィングハウスであり、忘却の起こる程度、忘却曲線(forgetting curve)を発見した。カンタンに言っちゃうと、最初の頃は忘却の程度も大きいンですが、だんだんと線がなめらかになり、忘却の程度は小さくなっていきます。



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