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  オルポート  


Allport,G,W.1897−1967

 特性論の出発点となった学者。行動主義的な考え方では、ある人がある行動を取るのは、そのような行動を取る習慣(habit)が出来ていたからであり、そのときの「場面」が原因となって行動が起こるのだとする。しかし、特性論では、場面という状況ではなく、その人個人の持つ性格特性を考える。

 特性とは、いかなる場面においても一貫して行動をとらせる原因のことであり、人の行動と環境の間に存在する、媒介変数のこと。
 オルポートは、この媒介変数を知らずに、環境と、その人の習慣を知るだけでは行動を正しく予測することは不可能だと考え、その特性を、すべての人が多かれ少なかれ持っている「共通特性」と、個人が持っている「個人特性」とに分けて考えた。

 オルポートの考え方は、「因子分析」というものの発明によって広がり、後進の学者・キャッテルによりさらに改良されていくことになる。



【関連研究】

■態度形成(attitude formation)

 「態度」については、キャントリルの項も参照のこと。
 態度とは、人が事物や人物、社会的事象に対し一定の仕方で反応するように学習した傾性。態度とは、生まれつき備わったものではなく、後天的に様々な経験や学習を通して形成される。
 態度形成の条件・要因や過程として、オルポートは4つほどの過程を上げているが、面倒なのでここには書かない。
 これついては、クレッチも同様の研究を行っている。

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