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  エリクソン  


Erikson,E,H,.1902−

ドイツ生まれ。

 精神分析学者で、ウィーンの精神分析研究所でアンナ・フロイトの指導のもと児童の精神分析を学ぶ。渡米後、児童分析と平行してアメリカ・インディアンの文化人類学的研究や歴史的人物の伝記分析などを行い、フロイトの性心発達の理論に文化的・歴史的な視点を導入。やがて、自我同一性の理論へと発達させた。
 また、ライフ・サイクルにかわる人格発達を体系化し、後の生涯発達の先駆けともなった。



【関連研究】


■自我同一性 ego identity

 個体発達分化の図式(epigenetic chart)における、青年期の心理社会的危機を示す用語。「自分は何者なのか」、「自分はどこから来てどこへ行くのか」などの問いかけの中で、自分自身に対して自信を持った回答を出せることが、自我同一性の確立に通じる。この逆が「同一性拡散」で、自分が何者なのか、何者なのかを見失った状態となる。これは、いわゆるモラトリアムと混同されがちな状態だが、実際は異なるものである。
 自我同一性は、青年期の迷いの状態を表す言葉であると同時に、民族的、社会的な一個人の存在全体を表現する概念でもある。また、自我同一性の形成は青年期で終了するものではなく、一生涯を通してなされるもの(生涯発達)と、されている。



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