-?月-
字義通りに理解すると"東の土地"? 別名「小麦の膨らむ月」
月の名称 | 現代暦換算 | 表記方法 | その他綴り | |
古代エジプト暦 | 播種期 第一月 タ=アアベト | 11/16-12/15 | ||
コプト暦 | 播種期 第一月 テュビ/トバ | 1/9-2/7 (閏年の場合は1/10から) |
Toba |
播種季 第一月 |
古代エジプト暦 | コプト暦 | 古代のイベント名・開催場所 | |
第 一 週 |
一日目 | 11/16 | 1/9 | 地域;メンフィス、アビドス、メンデス、ブシリス 豊穣を祈願する「大地を開く祭儀」。 ナイルの水位が下がり、増水によって水に隠れていた耕地が再び現れる農耕の始まりシーズンを告げるお祭り。前の月の月末から始まる。ヘリシェフ神が重要な役割を担う。 (実際は、主要作物の種蒔きは10月までにほぼ終わっている。というか農作業が忙しい時期は祭りやってるヒマもないので、一段落ついたあたりの祭りと思われる) |
二日目 | 11/17 | 1/10 | ||
三日目 | 11/18 | 1/11 | ||
四日目 | 11/19 | 1/12 | ||
五日目 | 11/20 | 1/13 | ||
六日目 | 11/21 | 1/14 | ||
七日目 | 11/22 | 1/15 | ||
八日目 | 11/23 | 1/16 | ||
九日目 | 11/24 | 1/17 | ||
十日目 | 11/25 | 1/18 | ||
第 二 週 |
一日目 | 11/26 | 1/19 | |
二日目 | 11/27 | 1/20 | ||
三日目 | 11/28 | 1/21 | ||
四日目 | 11/29 | 1/22 | ||
五日目 | 11/30 | 1/23 | ||
六日目 | 12/1 | 1/24 | ||
七日目 | 12/2 | 1/25 | ||
八日目 | 12/3 | 1/26 | ||
九日目 | 12/4 | 1/27 | ||
十日目 | 12/5 | 1/28 | 地域;コム・オンボ ハロエリス神の祭儀。 | |
第 三 週 |
一日目 | 12/6 | 1/29 | |
二日目 | 12/7 | 1/30 | ||
三日目 | 12/8 | 1/31 | ||
四日目 | 12/9 | 2/1 | ||
五日目 | 12/10 | 2/2 | ||
六日目 | 12/11 | 2/3 | ||
七日目 | 12/12 | 2/4 | ||
八日目 | 12/13 | 2/5 | ||
九日目 | 12/14 | 2/6 | 地域;テーベ バステト女神の祭り 大行列でねり歩く。 |
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十日目 | 12/15 | 2/7 |
【この月に行われる日程不明の祭り】
「聖なるハヤブサの戴冠の儀式」
地域:エドフ
ハヤブサの中からホルスの化身となる一羽が選ばれ、王と一体化するという儀式が行われた。
「ネヘベカウの祭り」
ネヘベカウは、セルケトと結びつきのある蛇神の名前。
ソカリスの祭りの終了後、1ヶ月+15日(35日)経過後に行われた。メンフィスで行われた「ソカリス祭」で演じられたのと同じ、ホルスによるセト(セトが象徴する、王権を脅かす存在)の調伏が再び演じられた。ホルス神としての王の誕生を象徴する。
「ミン神の祭り」
どういう内容かは分からないが、ミン神が豊穣の神であることから推測して、農耕の開始される最初の月に、神に豊かな実りを祈ったものと思われる。
「ムトの旅立ち」
ムト女神の祭りがあったようだ。