主な称号
主な信仰
この神は、実在の人間が後世に神格化して崇められるようになったもの。学問の神なので日本でいう菅原道真みたいな感じだが、日本のと違って特に祟りは起こさない。(笑
第三王朝、ジョセル王の時代に実在した宰相。建築家であり、神官でもあった。ピラミッドの建設方法を考案したとされる。博識な人物として多くの著作などを残したようだが、その著作(パピルス文書)は現存していない。
後世には医学者としての名声で知られるようになる。新王国時代のアメンホテプ3世の時代に残る、神官がイムホテプの「カー」に献酌したという記述が、神へ変化していく過程だと考えられる。
死後二千年経った、末期王朝時代になってからは、一般民衆からも崇められるようになり、多くの青銅の像が作られるようになった。特に書記、医学の神とされ、ギリシャ人はギリシャ神話の医学の神アスクレピオスと同一視した。また、エジプトの知恵の神であるトト神の眷属とみなされることもあった。
イムホテプの墓を探すプロジェクトは続けられているが、2014年2月現在、まだ彼の墓を見つけられてはいない。2011年のエジプト騒乱以降はプロジェクトの目立った進展が無いように見られる。
神話
生前にプタハ神官だったことから、「ケレドゥアンクという女性とプタハ神の間に生まれた半神」という神話が生まれた。神を父とする出自は、ファラオの特権だったはずなので、現人神である王と同格にまで地位が上げられていたことを意味する。
妻は
レンペトネフェルト。この神は後世にイムホテプと組み合わせるために創作された女神である。
聖域
信仰の中心地は最初にピラミッドの作られた場所に近いサッカラ。その他の都市でも崇められた形跡がある。
DATA
・所有色―
・所有元素―
・参加ユニット―トトとペアで「書記神コンビ」、プタハとペアで「医術神セット」(抱き合わせ…?)、妻はレンペトネフェルト
・同一化―
・神聖動物―
・装備品―書記の道具(ペン・パレット)
◎補足トリビア
2006年4月、サッカラの階段ピラミッド近くにイムホテプ博物館が完成。
イムホテプさん出世しまくりです。
[>おまけ
史実と後世の伝承のはざま 古代エジプト神官イムホテプの伝承はどこまで史実なのか