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ババイ Babai,Babi,Baba

古代名:ババイ、バビ/ギリシア名:-/別称・別綴り:-
性別:男性


――――天空の門を閉ざすもの

主な称号
夜空の主、ヒヒたちの中の雄牛

主な信仰
ババイ(バビ)は荒々しい狒々の姿で描かれ、「耳が赤く、半身が紫」と色を指定されている。

「死者の書」の中では、強力な力を持つ天の神であるとともに、死者の内臓を食らう呪われし神としても語られる。
存在は古王国時代から確認され、オシリス神話よりも古い伝承に属し、名前だけが新しい神話(=死者の書としてまとめられた神話)に組み込まれたと推測される。

知恵の神トトの象徴としての理性的な狒々と対照的に、狒々のもつ攻撃性、性的な面を強調した神で、性器を強調されていることがあり、男根は「天空を閉ざすかんぬき」と呼ばれる。また攻撃性ゆえに人間を殺し内臓を食らうともされ、冥界に住む恐ろしい神の一柱だった。ただし、その攻撃性は害悪だけをもたらすものではなく、冥界において太陽を守護するもの、また、冥界をゆく人間の守護者となることもできるものだった。

強力な力を持ちながら、善悪どちらにもその力を使うことが出来るという意味において、セト神と同列に扱われることがあった。

神話
・ホルスとセトの戦いにおける神話に登場。太陽神の宮廷において、どちらをエジプトの王とするか決められない太陽神ラーを並み居る神々の面前で非難し、ラーの激しい怒りを招いたとされる

・罰せられてはいるが、ババイの言ったことは的を得ていたと思う。その場にいた神々はみんな、ラーが優柔不断だと思っていたに違いない、うんうん。

・ヒヒが夜明けに声をあげるさまが、太陽の出現を喜んでいるように見えたことから、太陽信仰に結び付けられた。ツタンカーメン王墓の壁画にも、太陽を礼拝するヒヒの姿が描かれている。

・ヒヒの姿なのでヘジュ・ウルやトトと関係がありそうに思われるが、上記の理由から月ではなく太陽に関係づけられており、太陽の警護をする役目からセトの眷属に数えられることがある

聖域

DATA

・所有色―赤、紫
・所有元素―
・参加ユニット―
・同一化―
・神聖動物―狒々?
・装備品―



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