サイトTOP .. 別館TOP .. コーナーTOP

アスタルテ Asterte(仏語:Asterté)

古代名:アースティルティト/ギリシア名:−/別称・別綴り:イナンナ、イシュタル(Ishtar)
性別:女性


――――王の戦車を守る者

主な称号
全ての神々の女摂政、馬と戦車の女主人

主な信仰
22王朝本来はメソポタミアの女神で、バビロニアで崇拝されたイシュタルが原型。シュメール語では、イナンナまたはインニン(ニン・アナ、すなわち"天の婦人"が語源とされる)。アッカド語では、エシュタルまたはイシュタル。ただしエジプトに輸入されたものは、元々のイシュタルと、シリアで崇拝された女神アスタルテとが混合されたもの。
戦の女神であるとともに豊穣と生殖の女神。シリアの神話では、アナトとは姉妹の間柄であり、ともにバアルの妻だったことになっている。

他のシリア系の神々とともに18王朝ごろにエジプトに輸入され、移民の多かった下エジプトから信仰地を増やしていった。ラメセス二世時代の、槍を掲げ、戦車に乗る彼女のイメージが有名だが、エジプトには元々馬は生息しておらず、第二中間期頃から輸入されたものになる。馬や戦車などとともに新しい武器、新しい戦術とともに輸入された女神がアスタルテなのである。そのことにくわえ、「戦いの女神」という側面から、エジプトにおけるアスタルテは騎馬戦術の守護女神ともされる。

資料だと普通アスタルテ、で統一して書かれているが、エジプト人はアスタルテとは発音しなかったようだ。

●エジプトにおけるアスタルテー戦の女神として

戦車技術とともに輸入され、騎馬戦術の守護神であることから、姉妹であるアナト女神とともに「王の戦車を守る者」の称号を持つ。
アメンホテプ2世が建立した「スフィンクス碑」では、王の馬術を褒める女神として登場する。

●エジプトにおけるアスタルテー性の女神として

原型となるイシュタルはかなりどギヅい性的に女神であり、男神・人間の英雄問わず誘惑し、拒絶されると死をもたらすこともあるセックス&バイオレンスな方だったが、エジプトのアスタルテはそこまで性的な側面が強調されていない。

●エジプトに伝わらなかった(あるいは伝わったが極端に弱かった)属性

・シリアや小アジアでの地母神的な性格
・「イシュタル」という言葉が指す金星の化身という側面
・メソポタミアの神話での家族関係(天の神アヌや牧神ドゥムズィとの恋人関係)など
・聖獣としてのライオンや牡牛


神話
・エジプト古来の戦女神たち、セクメトやネイトとも結び付けて考えられた
・戦勝祈願、戦勝祝いが彼女に捧げられたと考えられている
・夫バアルがセトと同一視されたことから、姉アナトとともにセトの妻とされることがあった。ただし、彼女たちの「膝は閉ざされている」、すなわちセトの子供を生むことは出来ない。セトさん不能疑惑(ry

聖域
エジプト入りしてからは、メンフィスに神殿を持っていた
また、ピ・ラメセスに主神殿を持っていた。

DATA

・所有色―青、赤
・所有元素―火、水
・参加ユニット―戦闘的家族<バアル=セト、アナト、アスタルテ>、タニスではムト、コンスとともに三柱ユニットを形成
・同一化―なし
・神聖動物―なし
・装備品―槍、盾、戦車、牡牛の角つきの兜



【Index】