主な称号
天の女主人、偉大なる神々の女王
主な信仰
バハリヤ・オアシスの第25王朝の墓からのみ発見されているハリネズミの女神。図の頭の上に載ってるのがハリネズミなのだが、トゲは隠されて描かれているためわかりづらい。(これは危険なものは墓や神殿に描かない、というルールに則ったもので、サソリ女神のセルケトが必ず毒針をヌイた状態で描かれるのと同じ)
ハリネズミの護符や意匠自体は、古王国時代から多く見つかっているが、女神として信仰された証拠はここだけである。
ハリネズミは夜間でも行動でき、太陽のように丸くなることから太陽信仰と結びつけられ、「夜の太陽」とされた。またハリネズミは身を守るトゲトゲを持つことから、魔除けの意味を持ち、おそらくオアシスでもこの属性で信仰されていたと考えられる。
名前はab-asetという構成で、「アセト」の部分はイシス女神のエジプト語名と同じなため、イシス女神のローカル形態、あるいは眷属という説もある。実際、墓の壁面に登場する彼女のセリフは「ホルスとアヌビスよ、イシス女神の涙を拭うように」という内容になっている。
神話
・特になし
聖域
バハリヤ・オアシス
DATA
・所有色―
・所有元素―
・参加ユニット―
・同一化―
・神聖動物―ハリネズミ
・装備品―なし
◎おまけ◎
ハリネズミの置物・意匠シリーズを調べた時の資料