「大神殿のナイショ話」が、二倍たのしい?

人物紹介。


エジプト神話は人数(神様)が多いので、覚えるのもタイヘンですよね。そこで、「大神殿のナイショ話」によく登場する神様たちを、このサイトの新解釈バージョンで簡単に紹介したコーナーつくってみました。一部オリジナル設定です。


◇◆天と地から生まれた5神と、そのご家族◆◇

天の女神ヌトを母とし、地の神ゲブを父として生まれたとされる5人兄弟。太陽神ラーが「生んじゃダメ!」とヌトに言いつけたのだが、狒々の姿をした知恵の神(ヘジュ・ウル)のトンチで無事誕生。彼らに関する神話はけっこう有名。

セト(誕生;2番目 兄弟順位;4番目)

たくらみの神。どういうわけかエジプト神話内では一番人気。^^; 神々の王の座を欲し、兄オシリスを暗殺。その後、かなり大規模な神々の戦争が続いた。争いに敗れた現在も、まだ下克上は諦めていないらしい。

イシス(誕生;4番目 兄弟順位;3番目)

オシリスの妻、ホルスの母。「魔法の女主人」という名前をもつとうり、魔法に長けている。神々を取り仕切る女王サマ気質の偉大なる女神様。神々の隠された真の名を知る人でもある。怒らせるとコワイ。現在、息子の補佐として、ともに神々を束ねている。

オシリス(誕生;1番目 兄弟順位;1番目)

長男は呑気でイイ人だという法則のそのまんまに、かなりイイ人。疑うことを知らなかったばっかりに、弟セトに暗殺されて王座を奪われる。現在は、死者の法廷と死者の楽園を管理する、ドゥアト(冥界)にある、死者の楽園「イアルの野」の王。

ネフティス(誕生;5番目 兄弟順位;5番目)

末っ子。セトの妻。神話上での扱いはイシスより少なく、大した力もなさそうだが、実はセトも畏れる魔力の持ち主。イシスとは双子という設定に。冥界と地上界を繋ぐ門を守る蛇は、彼女の分身。

ハロエリス(誕生;3番目 兄弟順位;2番目)

本名はホルスだが、イシスとオシリスの息子のホルスと混同されないため、「大ホルス」と名乗るようになり、これがギリシア語で訛って「ハロエリス」に。北(ナイル下流)と南(ナイル上流)の聖域を巡る、旅をする神。つねに中立で、王権争いにも参加していない。

ホルス

イシスとオシリスの息子。オシリスの死後生まれた。父のものだった神々の王座を取り戻すべく育てられ、叔父セトと激しく戦っていた時期もあったが…本当は平和がいいと思っている。現在、エジプト神族をたばねる地位に在る。

アヌビス

ネフティスが、姉の夫オシリスとのあいだに隠れてもうけた息子。母親どうし双子姉妹なので、素顔はホルスとクリソツ。実は、ホルスより先に生まれている。ミイラづくりの神、死者を守護する神でもあり、「魂の審判」では、トトとともに、死者の法廷に立つ。


◇◆知恵の神とその一族◆◇

役目イロイロ、あっちこっち借り出されて働かされる多忙な神々。

ヘジュ・ウル

太古の知恵の神。名前の意味は「大いなる銀のもの」。銀色に輝く月の神でもあり、月とバクチをしてボロ勝ちし、太陰暦の支配権を奪い取った。その他、逃亡したセクメト女神の送還など、武勇伝は数多く。現在は引退済み。

ジェフゥティ(初代トト)

ヘジュ・ウルの次代の知恵の神。トキの姿を借りる知恵の神で、先代の時代には無かった「文字」というものを開発した。その役目を二代目に譲り、ほとんど消滅。

トト(二代目)

ジェフゥティの属性が少し変化し、ヘジュ・ウルの能力(太陰暦の支配)を受け継いだ知恵の神。「大神殿のナイショ話」フル出場(笑)。能力が多岐に渡るため、とにかく出番が多い。そんでもって、イシスやセトといった高位の神々の仲裁役もやらされる。色んな意味で苦労性。ギリシアの神・ヘルメスとなかよし。黒トキの姿を借りる。

セシャト

トトの妹。兄の補佐に当たる知恵の神でも読み書きのほか、特に数学が得意。測量や年代記述、時間の計測などを受け持つ。

コンス

ヘジュ・ウルじいさんから月の力を受け継いだ月神。テーベ3柱神の一人なのだが、時々トトに近い能力を発揮することがあるため、トトの従兄弟として扱っている。「コンスはトトの別称」とか書きやがった資料本に対する大いなる反抗。生命を司り、新生児の守護者であるとともに、かなり荒っぽい気質の生命力溢れる神。太陽神アメンを父、女神ムトを母とする。


◇◆死者の守護女神◆◇

全部で4人。それぞれが4つの方角を守護している。ちなみに、残るふたりはイシスとネフティス。

ネイト

ナイル下流の町、サイスを守護する戦いの女神。弓の名手。太陽神ラーにも匹敵する、かなり古株の女神サマ。夫はほとんど名も無い地方神で、息子はファイユーム地方の守護者、セベク神。つねに冷静で、若い神々に道を指し示すこともある。

セルケト

サソリの姿をかりた守護の女神。毒の浄化、危険からの保護とともに、もちろん自らの毒で敵を倒すことも可。かなりマイペースなOL女神。キャッチフレーズは「アナタの心臓に一撃必殺☆(死ぬって)」


◇◆メンフィス3柱神一家◆◇

タダモノではない人々。こんなご家族で「さざえさん」してみたい。

プタハ

父。鍛冶の神。仕事場は地下世界にある。オシリス・ソカリスとともに冥界3柱神もやっている。メンフィスの町の主神で、かなり古株の神。モノを造るものどうし、人間を創造する神クヌムとは師弟関係、原材料を生産してくれる地下世界の神タテネンとは友人。無愛想で気難しい職人肌のため、それ以外の神とはほとんどつきあいがない。なので、関係のある神話は、ほとんど彼が主人公。普段は地下にこもりっぱなしの仕事虫。でも意外に家族思い。

セクメト

母。かつて太陽神ラーが人間を滅ぼすために生み出した、破壊と復讐の女神。燃え立つ太陽の炎を持つ、強烈な獅子の女神様。逃亡して、ヘジュ・ウルに連れ戻されてからは、わりとおとなしくしている。強烈なものどうしプタハとは良い夫婦関係?実は良妻賢母、普段は、太陽神ラーの護衛に当たっている。

ネフェルテム

息子。美と若さの象徴、水蓮の化身。でも男。エジプト神族一の美少年。しかし、その優しげな容貌とともに、母から受け継いだ太陽の力と父の一本気な性格を持っている神でもある。曲がったことはキライなのだ。
蓮が医療に使われることから、医療の知識を司り、知恵の神トトとは同僚関係。普段は太陽の船の守護者として航路を照らす仕事をしている。


◇◆その他◆◇

クヌム

南の国境、エレファンティネを守る創造の神。普段は人間の創造をしているが、時期が来るとナイル川の結界を破り、氾濫を起こす役割も持つ。国境線に敵が攻めてきたときは防衛戦にもたつ。基本的に、国境より南でエジプトの支配する地域(ヌビアやクシュ)の神は、すべてクヌム神の配下。奥さんのヘケトは出産の女神なので職場恋愛。もちろんラヴラヴ。彼がトトと仲良しなのは管理人のシュミによる。

ベヌウ

原初の丘より生まれた、青い不死鳥。青サギ。太陽を誕生させた創造神。ただし、どんなにエラくても、鳥…。予言の能力を持つが、何かコトがあるまで口を開かず、普段はフツーに鳥のようにのんびりと暮らしている。不死なので冥界にも自由に出入りでき、さりげにオシリスに餌付けされている。トキとサギで、なんだか似ているカンジのするトトがお気に入り。

タテネン

原初の丘を本体とする地下世界の主。豊穣神だが、その力は農作物だけでなく、地下に住むあらゆる生き物に影響する。鉱物を生産して届けるのでプタハとは懇意の中、冥界は地下世界の一部なのでオシリスやソカリスといった冥界の神々とも知り合い。なのに、なぜかトト神の町ヘルモポリスに居候。トトとともに、世界の再生に関わる、ある重要な役割を持っている。

アポピス

原初の水より生まれた混沌の化身。巨大な蛇。世界をふたたび元の混沌に戻そうと暴れ出すことがある。普段は地下世界で、有罪判決を下された罪人たちを追いまわしたり、とぐろを巻いたりしている。不死であること以外は、ただの蛇っぽい。

マアト

真実、秩序の化身である女神。大宇宙の秩序ある法則を司る。神々さえ、彼女には逆らえない。オシリスが暗殺されたとき、汚れた地上にイヤ気がさして、ともに冥界に下る。現在では冥界の法廷で、トトやアヌビスとともに死者を裁いている。高潔な女神様。

ウプウアウト


黒犬の姿をした中級神。上位の神々と下位の神々とのつなぎ役。ネイトとともに戦いを司る神でもあり、戦いになったときは切り込み隊長を務める。死者の魂の導き役でもある。



…と、いうわけで主要な皆さん挙げてみました。


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