エジプト冒険記 −ムリヤリ完結編−

<製作中断から完結編まで>

このコーナーは、サイト開設当時メインの一つ…だったモノです。と、いうのも、エジプト関連のサイトというのは多くが旅行記を扱うサイト様でして、神話オンリーというのはなかなか無いものだったからです。
早い話がそれらしく見せるため、いわば「EgyptFan」のリングマスター誤魔化すために作られたコーナーだったんです…

もともと私は、旅行記なんぞ書くのはあまり好きなほうではありません。旅は好きだけど、旅の思い出は言葉に出来ない経験であって、楽しげに写真見せたりお土産自慢したりっての、そりゃ旅って言わずリゾートって言うんだと思ってます。
一人で回想して、旅先の空気なんか思うのが好きなんです私は。(経験値独り占め。)

そんなわけで、サイトも正体あらわし今や役立たずとなった、このコンテンツを完成させるだけの意義も気分も浮かんで来なかったんで、製作は中断されました。

しかし、それでは結末が分からず無責任だろうということで、とりあえず、この後の旅の模様をダイジェストとしてお送りすることになりました。

ではでは、その後のダイジェスト版、スタート〜。



■6日目■

なんと、この日から残りの日程は全く予定決めてない! エジプト行きの飛行機ん中で決めると言ってたくせに、岡沢は飛行機酔いでヘロヘロ、藤村は昏々と眠りつづけてそれっきりだ。

 「どうすんだ、藤村!」

予定が無いのをいいことに、藤村の体内に秘められし「眠りの一族」の血が目覚める。藤村…起きてこない。岡沢は、仕方なくホテルの朝食ビュッフェにもぐりこみ、観光客の子供のふりをして(当時18歳…)パン等をくすねる行為に出た。盗賊スキル獲得!

昼過ぎ、再びハンハリーリへ。
タクシー代をケチり徒歩で向かおうとして、ホテルの人に止められる。「遠い」と言うのだが、地図で見ればそれほどでもない。大丈夫だろうとタカをくくって出たところが、甘かった…。エジプトには灼熱の太陽があるのだった!

おごり高ぶった人間どもに太陽神の鉄槌。オレたちはHP削られて瀕死状態。だが、そのわきを、颯爽と駆け抜けていく一人の男がいた! 何者…?

何とかたどり着いたハン・ハリーリ。そこには、あの、カイロ博物館にいたバックパッカー風の日本人が佇んでいた。ガイドブック持ってるわけでもないのに、行く先々にちらちらと姿を見せる彼奴。これは偶然なのか、はたまた…?!

ちょっと恐怖を覚えつつ、藤村、エジプト紅茶を購入。オレはヘンな目玉の飾りを2コで20ポンドにまけてもらった。楽しくショッピングで経験値も楽々稼げた。

帰りがけ、今度はタクシー拾おうってことになったんだが、どうやって止めればいいのか分からない。と、そこに駐在さんが。
困っているいたいけな観光客のために…と、彼はなんと、いきなしライフル構えてタクシー止めた! こっ…これがエジプトの流儀なのか? いや…それ以前に警官がライフル装備してそこらへんフツーに歩いてるってのがヤバいだろうよ!!
今さらながらに、ヘタなことは出来んと実感した瞬間だ。

夕飯は、ホテルの近所にあったチキン・ティッカなるチキン店。エジプト版ケンタッキーってとこだろうか。無心に巨大なトリ肉にむしゃぶりつく藤村を見て、オレは、ちょっと恐怖を感じたのだった。


■7日目■

まずはカイロ動物園へ。ここがまたスゴイ。スゴイって何がって、弁当持ったエジプト人が、そこかしこでゴザ(?)広げてるところが。だってさ…隣に動物のフンとか落ちてんだぞ…? 芝生なんて当然あるわけないし、剥き出しの砂地面に座り込んで、子供の相手してんの、親。まぁ観光客の行くとこじゃないしね、なんか大阪の天王寺公園まみたいなカンジだったな(笑)

ここで藤村は、何だかよく分からない鳥のフンをがっちり握ってしまい、相当ショックを受けたようだ。精神ダメージ大!
途中、たまたま、同じホテルにいた日本人と出会う。その人たちは、飼育員にチップやって、砂漠ギツネを撫でさせてもらったという。すべて「カネ」なのか。そうなのか…。
どうでもいいが、わざわざラクダを檻に入れて飼う必要がエジプトにあるのだろうか。

続いて、オールド・カイロへ行く。
オールド・カイロってのは、原始キリスト教とエジプト宗教がまじりあって出来たコプト教を崇めるコプト人たちの町! 古い町だぜ。なんせ、かれこれ2000年は経ってるからな。
 街並みも、どこか映画チック。コプト博物館が半分改装中ったのはイタかったが、これはしょうがない。コプト教寺院回って、ヘンなマリアさん(ヘンって言うな! コプトの女神さんだ)を、鬼のように値切り倒して購入。なぜか寺院にジャンヌ・ダルクが飾られているのを見て、不思議に思った。

あと、魔方陣とか。
シャレなってねぇよ、コプト教だけに…。

戻ってきてから、午後の残りはホテルでお昼寝。 エジプトの暑さはハンパじゃないので、午前中に散策して午後は休むというのがベストらしい。カイロ滞在は長いんで、のーんびりと出来るんだ。

え、なんでそんなノンビリしてたのかって?
実は、日本に戻る飛行機は週に2回しか出てなかったんだなーこれが…。例の襲撃事件の直後で、本数が減ってたんだよ。(そんな時期にエジプトに行く奴も珍しい。)

だが、眠りは安泰ではなかった。
近くにモスクがあるらしく、定期的に「アッラ〜、アクバァ〜ル」と来たもんだ! はっ、前の社長ルームと違って安宿だけどさ、それは無いんじゃない? 寝付いたと思ったらすぐに祈りで叩き起こされるんだぜ!

眠りの一族、藤村、かなりキレる。「うっとしい校内放送やないんじゃけ! アッラーアッラー言うな! 祈らんでええわ!」…オレはオレで、ちょっとたそがれながら、下着の洗濯とかしていた…。よく乾くんだコレが。エジプト、暑いから。


■8日目■

地下鉄乗って、ヘルワン行ってみよー! と、いうことになった。エジプトの地下鉄、全自動。くそ、我らが故郷・徳島はすべて手改札だというのに?! 徳島駅でさえ駅員さんがいるんだぞー!(自慢ならん)

バスにも乗りたかったが、なんせエジプトのバスはドアがない。そして、止まらない。飛び乗る! これマジな話。いちおうバス停はあるんだけどな…バスが来ると、地元の人たちはみんな一斉にわーっと走りだすんだよ。

怖いから、地下鉄。
女性車両と男性車両に分かれていたのが面白かった。「世界の車窓から」エジプト・カイロ編! カイロからヘルワンまで2ポンドくらいだったか? 安いもんだ。

で、カイロから一本道に走って、終点のヘルワン。ここは、ピラミッドの石材が切り出された場所だ。岩がゴロゴロしてるかと思いきや、そうでもない。駅のあたりは市場がたっていて、すごくニギヤカ。
そこで売られていたエジプトぶどうを買う藤村。小粒で甘くて、種が無い。もちろん無農薬。古代の味がした!(笑)
んで、そこにあるという中国人がつくった日本庭園なる怪しげなものを見たかったんだけど、地図が間違ってるらしくてたどり着けなかったんだよなー。おのれ、ブ●ーバック●! 役にたたねぇじゃん!

ぶーぶー文句言いながらカイロへ帰り、再び午後は昼寝。体力を温存する。
夕焼けとともに起床、夕食はカイロタワー! ここが…もう…すごいのなんのって。いやー…いっぺんここで食事とるべきだよね日本人は。
まさか回るとは思わなかった。ヤラレたよ。
え、何が回るのかって?
それはもぅ、行って試してくれよな。本気でビビったから。エジプト人、なに考えてんのか全然わからん。

ちなみに、メニューにあった「チキンカレー」なるものを頼んでみたところ、出てきたものは丸ごとチキンにカレーをかけた、ぶっ飛び料理だった。
…それ、チキンカレー違う。カレーチキン。

なんかもう二人ともヤケになって、エジプト人相手にコント連発してみたりした夜であった。


■9日目■

ようやく迎えの飛行機が来たので^^; 日本へ帰ることに。帰りチケットが見つからずアタフタしたりもしたけれど、何とか出国! 発掘シーズンが終わるとのことで、早稲田の発掘隊の人たちと一緒になった。うーん、しかし吉村教授はいなかったな。テレビ出演しに先に帰ってたのかな(笑)。

いや本当、おつかれさんでした。
オレたちは、とっとと帰って、とっとと寝ることにした。通過地点の京都駅で食ったうどんは、めっさ旨かった〜♪ やっぱ、日本人は日本食だよネ…。(ほろり)


と、いうことで、完! オレたちの旅は、こんなカンジでした。