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イートン・カレッジ/ダーラム大学所蔵
古代エジプトの美展


[場所]宇都宮美術館
[期間] 2008/2/24〜2008/4/13
[主催]宇都宮美術館、東京新聞
[料金]一般900円

イートン・カレッジ(イートン校)といえば、しばしば小説や映画の題材にもなり日本でも知名度はそんなに低くないはずの名門。ダーラム大学についてもイートンと同じくイギリスの名門のひとつ。そこがまとまったエジプト・コレクションを所蔵していたというのは知りませんでしたが、コレクションの成立経緯については現地およびカタログにて詳細が紹介されていました。
展示品はすべて日本初公開。美術品の名にふさわしいけれど実は古代エジプト人にとっては日用品だった品々が数多く来日。よりすぐりのものということで、どれもすばらしい逸品揃い。エジプトの最高芸術に数えていいだろうと思うようなものも幾つかあり、都心での開催ではないため人もそう多くなく、ゆっくり見て回ることができたのでおおむね満足。

ただ、展示方法がちょっと気に入らない…。
まず説明文がほとんどなく、品物の名前と時代と材質しか表記していません。説明文はあっても非常に簡素なもので、神様と人間の名前の区別がつかない人が見たらなんなのかよく分からないのではないかなと。あとミイラの展示の材質欄に「人体」というのは、間違っちゃいないと思うんですが、…何か違います…。
それと、天井からのライトの当て方が悪くて向かいのケースからの反射がまぶしかったり、ハート・スカラベの裏側を鏡で見せようとしているのに、その鏡にバックライトがモロに入ってきたりして目が痛い箇所がいくかありました。うーん。

展示の説明文のそっけなさとは裏腹に、カタログは非常に詳しく、普通だと前に写真だけのせて説明文は後ろにまとめるところ、写真と文章を並べて書いてくれているので見やすく、一冊のエジプト本として楽しめるようになってしました。ただ、残念ながらカタログは通販されていないようです。現地のミュージアム・ショップに買いに行くしか。
この展示会、カタログまで買わないと見た気にならないので実質は割高かもしれません。



 展示方法;△
 演出;△
 構成;○
 展示量;ちょうどいい
 みやげ物;カタログを購入しないと損をする。説明文の足りないところはカタログの説明で補うべし。


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