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古代エジプト展
蘇る5000年の神秘


[場所]大丸ミュージアム・東京
[期間]2005/7/28〜2005/8/28
[主催]TBS、毎日新聞社、東映
[料金]一般1200円


吉村作治センセの名前がチラリとでも出てくる展示会は、テレビ局や新聞社が協賛につき、やたらと宣伝に金をかけるのが特徴です。この展示会も、東京大丸というアクセスしやすいど真ん中で開催、しかも大丸全体で宣伝しまくりなので、とにかくヒマつぶしに来て見た、という方々が沢山。ま、良いことなのですがね。

しかし残念ながら世の中の一般人を楽しませるような、「エジプトといったらコレでしょ」な、豪華絢爛な黄金も、神官や王女のミイラも無く、これといった目玉もない、わりと地味〜なイベントだったりします。
展示品もさほどの点数は無く、しかも、「蘇る5000年の神秘」と謳っていながら、実はローマ時代以降の品が多いので、買い物途中に軽ーく寄ってみる程度の展示としては、良いかもしれません。駅から遠い場所でやってたら、遠路はるばる行く価値は…あんまり無いかも。

説明文についてですが、分量はそこそこ多く、一行で終わらせちゃって何も分からない、なんてことはないです。
市販の古代エジプト本で仕入れられる程度の基本的な情報は展示されているので、初心者でも、展示物を見て意味が分かる程度。ただし、

ローマ時代は、古代エジプトじゃないですよ。<ツッコミ
吉村センセ、エジプトに悪魔っていましたっけ?<ツッコミその2
ユダヤ人が出エジプトするとき神像を盗んでいったって自説はいいとして、断定は良くないですよ。<ツッコミ3
つか「古代エジプトミステリー」って何。世界不思議発見のノリを持ち出さないでくださいよ。それが素人臭くて嫌いなんですって。<要望

細かい部分では、いろいろツッコミどころがあり、いーまーいーちー… です。細かい言葉の端々が適当なので、吉村センセが名前貸した展示会は、ことごとく、うさんくさい香りに変わるんですよね。「盛り上げようとする努力」は認めるんですがもウケのいい言葉を選びすぎて、学術的な香りが薄れるとでもいいましょうか。

ちなみに、展示会のカタログは、いつものあの、吉村センセの戦歴自慢と独特の自説いっぱい。「クレオパトラ」や「アトンの娘」といったエジプトもの少女マンガを描いてらっさる里中満智子センセのコラムまで持ってきたのには驚きでしたが…
いやあの。確かに一般ウケはいいかもしれませんが里中センセに語られても。
てか、マンガの絵まで載せられても。…

正直言いますがワタクシ、里中センセはギリシア神話だけでいいと思います。エジプトが好きなのはよく分かりますが、ぶっちゃけエジプトに合わない絵柄だと思うんですよ。…おめめキラキラでお花背負った古代エジプト人て。少女マンガタッチ、めっちゃあわねー… orz
そこだけ別冊にして売って欲しかったんですケド。

そこそこ楽しかったけど、マニアック度は低かったので個人的な評価は低め。
多少、吉村節が臭くても、一般ウケが白々しくても、普通の人なら気にならないと思う。


 展示方法;○
 演出;○
 構成;△
 展示量;普通
 みやげ物;珍しく、立体もの多し。愛・地球博のエジプト館と品揃えが一緒なのは、ツッコむべきか…?


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