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ここでは、ピラミッドの測量データがどのくらい正確なのか、また資料によって異なるのはどうしてか、をザックリ概要だけ説明します。
●ピラミッドの「輪郭」
ピラミッドは何千年もの時に耐えているため、表面の石が剥がれ落ちていたり、風化して磨耗していたりします。大きなピラミッドを遠くから眺めると輪郭はいかにもなだらかに見えますが、近くに行くと一個一個の石が大きいうえにところどころ接がれ落ちているため、もとの輪郭を想定するところからスタートです。
ピラミッドは角度がだいたい決まってるので、原型がある程度残ってれば無くなった部分の推定は可能なはずですが、土台とか残っていないものや、屈折ピラミッドのようなイレギュラーな形状のものは難易度が高いです。
●ピラミッドの「頂点」
ピラミッドの底辺を測量する場合、まず一番外側の頂点を探すわけですが、まず掘り出して探さないといけません。で、なくなった部分を想定して元々の頂点を推定しないといけません。
頂点が決まると、そこから隣の頂点までの距離を測るわけですが、地面が平らとは限らないのがミソです。
ちなみにギザの大ピラミッドは水平に立っているように見せかけて数度傾いているそうな。
●とにかくデカい
そんなこんなで誤差の入り込む余地がたくさんあるのですが、そもそものピラミッドがかなりデカいため、ちょっとした条件の違いで誤差も大きくなります。小さいものなら誤差も小さかったところ、ピラミッドだと測量のたびに数メートルくらいの誤差が出るのは当たり前になってしまっている模様。資料によって少しずつ数値が違うのは、そのせいです。
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もちろん近年に出たものほど正確な数値になっていると思われますが、常に最新の資料が一般に出回るわけではなく、そこまで細かい数値を追ってもあんまり意味がないので、このコーナーで取り扱うピラミッドデータの数値は「だいたいあってりゃいいや」的な目分量になってします。更新されるたびに直すのめんどくs