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プトレマイオス王朝
王朝の首都;アレキサンドリア
埋葬地;アレキサンドリア
出身地; アレキサンドリア
家族構成; 父 プトレマイオス12世 母 クレオパトラ6世?(母親について情報が残されていない) 夫/弟 プトレマイオス13世、14世 姉 ベレニケ4世 妹 アルシノエ4世
愛人 ポンペイウス カエサル アントニウス
エジプト最後の女王、とされるが、厳密にはギリシャ系外来人の築いたプトレマイオス王朝最後の女王であり、彼女の死とエジプト陥落は、地中海世界におけるローマの覇権完了を意味している。「世界三大美女」または「世界三大悪女」などとも呼ばれるが、実際のところ彼女が美しかったかどうかは不明。むしろ「あまり美しくなく、知性によって男性を操縦した」というイメージが21世紀のトレンドとなっている。プトレマイオス王家で唯一、土着のエジプト語も話せたとされ、他国の使者と通訳なしで会話できたという。
年若い弟プトレマイオス13世と結婚したが、まもなく弟は宦官や詭弁家に唆されて姉を追放、単独統治を目論むようになる。この内乱にローマの介入を求め、結果的に弟を見殺しにして王位を安泰させた彼女だったが、そのためエジプトにおけるローマの威光を増大させてしまい、国民からは売国女王と受け止められるようになる。
しかし、のちに彼女の魅力の虜となったカエサルは、愛人の求めに応じてキプロスを返還する。キプロスはプトレマイオス王朝初期にはエジプト領地だった場所で、この時代にはローマに併合されていた。キプロスを取り戻したことにより、彼女の外交手腕は見直されるようになっていく。武器が「女の魅力」であっても結果オーライならそれでよし。
プトレマイオス13世なき後は、もう一人の弟である14世を夫とするが、名目上の王であり、ほとんど記録には残っていない。
息子カエサリオン(プトレマイオス15世)はカエサルとの間に生まれた子。この子をふくむ他の息子たちはみなカエサル亡き後で殺害され、エジプトは完全にローマ属州となる。生き残ったのは二人目の愛人アントニウスとの間に出来たセレネという女子だけである。
クレオパトラの自殺は紀元前30年8月10日、オクタヴィアヌスが自らをエジプトのファラオと宣言したのは8月30日だったという。
【クレオパトラを宣伝に使ってる商売について史実を確認してみた】
・クレオパトラはハイビスカス・ティーを飲んだか? 〜それは商売上の売り文句だった
なんとエジプトでハイビスカス・ティーが飲まれ始めるのは20世紀からでした
・クレオパトラはアロエを美容に使ったか? 〜これも近代に創作された宣伝文句だった。
エジプトに自生するのはアロエベラではなくキダチアロエ…
・クレオパトラは絹の衣装を着たか。→これはソースがあるのでアリです
これはそれなりに信憑性のあるソースがあるのでOK!
・検証シリーズ: クレオパトラはドクターフィッシュを愛用したか
めっちゃ近年の創作でした
【その他】
・クレオパトラってエジプト女王だけど外国人なんだよね? ←何で外国人がファラオになったのか説明する
・歴史と伝説の狭間・クレオパトラ7世
・「教育されるクレオパトラ」B・ショウの戯曲 "シーザとクレオパトラ"が描く新しいクレオパトラ像
・ひたすら無難な作りのエジプト番組だった・・・・・「クレオパトラの墓の謎」
・コズミック・フロント「クレオパトラが残した 古代エジプト天文学」を視てみた…が…。
・「クレオパトラのエメラルド鉱山」エジプトのエメラルド鉱山が稼働し始めたのはプトレマイオス朝以降。
・コブラの毒は意外と死ねない…クレオパトラの本当の死因は「不明」だよという話
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