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古王国時代 第3王朝

フニ

Huni

在位年代;−2544年頃
即位名;フニ(打ち据える者/撃破する王)
別名; ヘウエンニスウト Hu-en-Nisut、ニスウトフ Nisut-Hu
治世;24年間(?)

王朝の首都;メンフィス 
埋葬地;メイドゥム  
出身地;メンフィス
家族構成;息子/スネフェル

メイドゥムにある「崩れピラミッド」がフニ王のものとされていたが、現在では、崩れピラミッドを建設したのが実はスネフェルであったことが明らかになっている。(と、いうよりフニが作った階段ピラミッドの上にかぶせて、もっと大きなピラミッドを作ろうとしたのがスネフェルのようだ)

それまで王名を囲む印として使われていたセレクに加え、カルトゥーシュを採用した最初の王。セレクは以後も引き続きホルス名に使われ、カルトゥーシュは普通即位名と呼ばれるネスゥ・ビト名を囲むのに使われた。ネスゥ・ビトは「スゲとミツバチ」のしるしで表され、ネスゥ=スゲ は王を意味する言葉でもある。("ファラオ"という言葉は、この時代には一般的に使われない。というより国内で使われることはほとんど無かった)

★他の称号の詳細についてはこちらを参照。

なお、カルトゥーシュとは古代エジプト語ではない。のちにナポレオンの時代、エジプトにやってきたフランスの考古学者たちが薬きょうの形から連想して名づけたフランス語の名称である。本来は、「永遠」を意味するヒエログリフ「シェン」という名前だった。

▲ピラミッドデータ: 
メイドゥム、階段ピラミッド(のちにスネフェルが改造)


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