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上エジプト詳細MAP


上エジプトには、新王国時代の首都だったテーベを中心に、その対岸の「王家の谷」を中心に、アブ・シンベル神殿、フィラエのイシス神殿、カルナック神殿、ルクソール神殿など、主に新王国時代に作られた大規模な建造物が多く、逆にピラミッドはほとんどありません。ピラミッド建造がさかんに行われていた時代の首都が下エジプトにあり、ピラミッド建造が一段落ついて太陽神殿や葬祭殿の建造に力を入れるようになってからの首都が上エジプトにあったためです。川が支流に分岐する下エジプトにくらべ、流れが一本しかなく町もその周囲に集中しているため地図はシンプルです。

■地図にある都市の解説■

ヘルモポリス
ギリシア人が、自国の知恵の神ヘルメスと対比したエジプトの知恵の神、トトの守護地域。現在は廃墟となっていますが、かつては大きな神殿に数多くの神々を同時に祀っていたことから「万神殿」とも呼ばれていたようです。

ヒエラコンポリス
「鷹の町」とも呼ばれ、守護神は古い時代のホルス神。古代名はネケン。記念すべきエジプト第一王朝の首都。

エドフ
エドフのホルス、ことホル=ベヘデティの守護する地域。妻はハトホル女神。

デンデラ
愛、母性の女神であるハトホルの守護地。現在残っている神殿はプトレマイオス朝時代のものだが、古来から何度も神殿を建てなおした形跡がある。下流にある夫の住まう町エドフへ定期的に通うという祭りが存在した。

テーベ(ルクソール)
国家神にまで上り詰めたアメン神一家の守護地。新王国時代の首都だっただけに、大規模で壮麗な遺跡が集中している場所です。

エレファンティネ
古代エジプト王国の実質の「最南端の町」であり、ナイル川の思想上の源泉。ナイルの増水を司る神クヌムの守護地。

アビドス
王国時代以前からの古い聖地で、弟セトに殺されたオシリス神が埋葬されたと信じられた町。
アビドスのオシリス神殿への巡礼は頻繁に行われていた痕跡があり、初期王朝の王たちが墳墓を築いた場所でもあります。


■下エジプトの主要ノモス(州)の首都/古代名と現代名の対比

※ノモスは自治体の単位。時代によって異なる場合あり。また、州の区切り変更により、中心都市が異なる場合もあり。
町によっては、いまだ現代地名との対比が確定されていないものもあるため、とりあえずの「目安」としてお使いください。
地名のカナ表記については、他の本と合わせるため、微妙に変えた部分があります。


ノモス番号 古代エジプト名 ギリシア語名 現代名
1 タスティ
(スウェネト、アブ)
エレファンティネ アスワン
2 オウティ・ホル
(ベヘデト)
アポリノポリス エドフ
3 ネケン ヒエラコンポリス コーム・ル=アハマル
4 ウアセト テーベ アル=アクソル
5 ヌツルイ コプトス キフト
6 イティ
(イウネト など)
テンティリス デンデラ
7 バーツ ディオスポリス・パルヴァ ヒーフ
8 ターウア アビドス アル=アラーバ・アル=マドフォーナ
9 ムノ バノポリス アクミーム
10 ウアジェト アフロディトポリス コーム・アシュカーウ
11 シャイ ヒプシリス シュトプ
12 ゴフト ヒルコンポリス アシウト東岸
13 ネジェフト・ケンテト リュコポリス アシウト
14 ネジェフト・ベフテト クサエ クースィーヤ
15 アウノ ヘルモポリス アシュムネイン
16 ミフト ヒエラコンポリス ミンヤ近辺
17 インボ キノポリス アル=キース
18 アンティ フポシス(アンキロンポリス) アル=ヒーバ
19 ワーポ オクシリンコス バフナサ
20 ナアルト・ケンテト ヘラクレオポリス イフナシヤ・アル=メディーナ
21 ナアルト・ベフテト ニロポリス アブースィール・マラク
22 ミンツート アフロディトポリス アトゥフィーフ


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