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タイトル 北欧神話ーウルドについて
記事No 2635
投稿日 : 2007/05/18(Fri) 06:30
投稿者 あい
はじめまして。

北欧神話初心者なのですが、えっとかなりザクッと言って巨人と神って対立していらっしゃるんですよね?

でも、ウルドとは毎日のように顔を会わす仲だと言うこと聞いたのですが。中には例外もいるということでいいんでしょうか?


それとラグナロクのあと、ウルドとその妹はどうなったのでしょうか?

タイトル Re: 北欧神話ーウルドについて
記事No 2636
投稿日 : 2007/05/18(Fri) 15:54
投稿者 岡沢 秋
いらっさいまし。ムスッペルヘイム2号店へようこそ。

>北欧神話初心者なのですが、えっとかなりザクッと言って巨人と神って対立していらっしゃるんですよね?

うーんと、まずは北欧神話の前提みたいなとこからいきましょうか。

北欧神話には「神」という概念がない、というか、「神」という単語はないのです。
「アース(複数形でエーシル)」です。

オーディンの一族がエーシル。だから便宜上、エーシルは「神」と呼ばれている。

別系統で、「ヴァン(複数形でヴァーニル)」という神の一族もいましたが、ヴァン側が負けてアースに吸収合併。
フレイやフレイヤは、元ヴァンで、のちにアース神族に取り入れられた方々ですね。

つまり、「複数いる 力を持った一族の中で、勝利して今現在の首位にいる」のがオーディンたちというだけのこと。
オーディンの一族と敵対するヨソ者の一族を全部ひっくるめた総称が、「巨人族」なんです。
巨人族の中のどれか、たとえばムスッペルヘイムに住む一族が勝利者になっていたとしたら、「神」と呼ばれる存在は入れ替わっていたかもしれませんよ。というか、そうなったら人間も作り直されそうなので、「人間」と呼ばれる存在も変わってそうですが…。

ちなみに、純粋なアースってのは意外に少ないです。
トール、チュール、ロキ等、主要な神々ですら、父方か母方がよそ者ですから。
なので敵対と言いつつ、実際は敵味方にキッチリ分かれる関係ではなかったかと。

>でも、ウルドとは毎日のように顔を会わす仲だと言うこと聞いたのですが。中には例外もいるということでいいんでしょうか?

ウルドというのは、「ウルドの泉」のウルドのことでいいんですよね。
上述したように、北欧神話に「神」として登場するのはオーディンの一派だけでは無いんですよ。
彼女はオーディンの一族ではない、つまりアース神ではないと思われるため、オーディンが敵対している勢力と、同じように敵対するとは限りません。

>それとラグナロクのあと、ウルドとその妹はどうなったのでしょうか?

ウルドの妹というと、スクルド、ヴェルザンディのことでしょうか?

彼女たちの家があるのはユグドラシルの根元、ユグドラシルはラグナロクで燃え落ちている、ということから考えて、もういない、というのが妥当かと思いますが、書いていないことは確証がないです。

理由つけて説明することが出来るなら、生きてると想像することも可能。
いかに行間を想像するかが北欧神話の醍醐味ですので、それはご自分で色々と試してみれば面白いかと…

タイトル Re^2ありがとうございます
記事No 2637
投稿日 : 2007/05/18(Fri) 23:01
投稿者 あい
そうだったんですね。てっきり、神と巨人、善と悪で別れているのかと思ってました・・・・・・勉強不足ですみません。

ウルドについても巨人族出身ときいて『あれ?何で神側についているんだろう??』と疑問だったのですが、ロキ&チュールも親は巨人でしたね;

丁寧に説明してくださりありがとうございました。

それでは失礼致します。



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