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タイトル 護符の再利用について
記事No 2613
投稿日 : 2007/03/27(Tue) 10:52
投稿者 津山老
随分ご無沙汰いたしております。ご健勝のようでなによりです。
 本日は「護符の再利用」についてお尋ねします。多くのミイラが損傷を受けているのは、後世の墓泥棒が、包帯を剥ぎ金目の物や護符を取ったためであり、護符は再利用したと聞きましたが、(間違いでなければ)そのように利用された明白な物証があるのですか。

タイトル Re: 護符の再利用について
記事No 2614
投稿日 : 2007/03/28(Wed) 09:53
投稿者 岡沢 秋
どうも。お久しぶりです。

> 随分ご無沙汰いたしております。ご健勝のようでなによりです。
馬鹿は風邪ひきませんからね…

> 多くのミイラが損傷を受けているのは、後世の墓泥棒が、包帯を剥ぎ金目の物や護符を取ったためであり、護符は再利用したと聞きましたが、(間違いでなければ)そのように利用された明白な物証があるのですか。

鋳潰せばなんとでもなる装飾品と違って、石で出来てる護符は護符としてしか使えませんからね。
盗んでどーすんの?→転用しかないんじゃないの。 っていうことだと思います。

盗掘されたもののうち、指輪やカノポス壷については、再利用というより市場に出回った証拠はあります。もとの持ち主の名前書いてあるからですね…。
棺のフタなどの再利用については、名前の部分を削って書き直して再利用したものの、直し忘れた部分がある、というのでバレたケースがあるようです。

状況証拠ではない明確な証拠、となると、やはり護符の場合も持ち主の名前で判断するのが一番かな…。
護符も、持ちぬしの名前を書くくらいのスペースはあるので、名前が書いてあるものがあれば、転用の証拠になりそうですね。

タイトル Re^2: 護符の再利用について
記事No 2615
投稿日 : 2007/03/29(Thu) 00:22
投稿者 摩伊都
どうも。今晩は、です。
岡沢さんに質問があります。

>石で出来てる護符は護符としてしか使えませんからね。

私はエジプトには詳しくないので、ぜひ教えてください。
この、「石」というのは、材質は何だと思われますか?

最近、西アジア方面の紀元前ぐらいの石@部分的に削ってある・・・ものをいくつか手に入れたのですが、多分護符として身に付けられていたものではないか?という注釈つきでした。

> 護符も、持ちぬしの名前を書くくらいのスペースはあるので、名前が書いてあるものがあれば、転用の証拠になりそうですね。

線はありますが、名前という感じではないです。
古代の護符?だろうということで、将に「護符」として再利用中です。
親戚筋の者は、
「う〜ん。これを誰が持っていたか・・・何か、これを見ていると持っていた人の顔が浮かんできそうで怖いものがある」と申していました。
ちなみに、私は気になりませんけど。(^^;)

タイトル Re^3: 護符の再利用について
記事No 2616
投稿日 : 2007/03/29(Thu) 07:23
投稿者 岡沢 秋
ちは。

> >石で出来てる護符は護符としてしか使えませんからね。
>
> 私はエジプトには詳しくないので、ぜひ教えてください。
> この、「石」というのは、材質は何だと思われますか?

エジプトの護符は、種類によって石が決まってるんですよ。
「イシスの結び目」や「指二本」は赤い石じゃなきゃダメ〜 とか
「パピルス」は緑の石〜 とか
「スカラベ」は青〜 とか。

紅玉髄(赤)とかヒスイ(緑)とかラピスラズリ(青)とかってことです。限定は色だけのようで、色が同じなガラス製のものなんかもあったり。

> 最近、西アジア方面の紀元前ぐらいの石@部分的に削ってある・・・ものをいくつか手に入れたのですが、多分護符として身に付けられていたものではないか?という注釈つきでした。

西アジア…っていうと、どのへんの時代の、どの地域でしょう。紀元前のほうが歴史長いですからねメソポタミア…^-^;

見て分かるかどうかは自信ないですが、写真があれば、過去に行った展覧会などのパンフと見比べて、似ているモノを探し出すくらいは出来るかもしれません。。。
逆に私はメソのほうが若干うろさんなので、ピンとくるかどうかは運次第っス。

> 線はありますが、名前という感じではないです。
> 古代の護符?だろうということで、将に「護符」として再利用中です。
> 親戚筋の者は、
> 「う〜ん。これを誰が持っていたか・・・何か、これを見ていると持っていた人の顔が浮かんできそうで怖いものがある」と申していました。

…レプリカじゃなくて本物なんですね(笑
じつは印鑑の一部だったりして。西アジアの印鑑って筒状なんで、再利用するときにちょん切ると線しか残らないという…

タイトル Re^4: 護符の再利用について
記事No 2617
投稿日 : 2007/03/30(Fri) 00:44
投稿者 摩伊都
ども。
素早い丁寧な返答をありがとうございます。

古い物好きな私は「とんぼ玉」とは知らずに、古いガラスのアクセサリーをいくつか持っていたのですが、私の住む辺境の地に、とんぼ玉屋さんが来なくなったので、我慢できずにネットでいろいろ探し回り、ちょっと気に入ったとんぼ玉屋さんを発掘しました。

アフリカで10年ボランティア関係の仕事をしていた方で、帰国後に古美術商に転身。
アンティークガラスつまり「とんぼ玉」を主に扱っている人です。
偽物もあるかもしれませんが、まあ・・・ロマンということで。(苦笑)

私が持っているのは、
・エッジドカーネリアンの球形…中央に焼成によるギザギサの白い線。直径0.7cm。パキスタンまたはインド出土。
・エッジドカーネリアンの筒型・・・中央に焼成による白い線が一本施されたもの。パキスタン出土。大きさ0.9X0.4cm

↑う〜ん。ただの線にしか見えないです。。。
> 西アジア…っていうと、どのへんの時代の、どの地域でしょう。紀元前のほうが歴史長いですからねメソポタミア…^-^;

あ、パキスタンって、西アジアじゃないか。(><)

あと、
・鳥の形をした古代ラピスラズリ…アフガニスタン出土。大きさ1cmぐらい
・アフガニスタン出土のもので、古代瑪瑙(赤)とラピスラズリで、いずれも蛙の形をしたもの。1.5cmぐらいの大きさ。

↑これらは、形だけで何も刻まれていません。
現在、鳥と蛙が古代でどのような意味があったのか調査中です。

「古代シリア文明展」の資料によれば、蛙は雨との関係で、豊穣のシンボルだとか。
シリアでも神殿跡などからよく蛙のビーズが見つかるようです。
例えば、ウルク期終末BC3500〜3300頃のもので、テル・ブラック出土。アラバスターの蛙型ビーズなど。
このテル・ブラックは北シリアなので川から離れていて、雨を望む気持ちが強かった土地のようです。
神の僕である証の護符を身に付けやすいようにビーズにして使い、後で神殿に収めたらしく、たくさんの蛙ビーズが出土しているようです。
私の持っているものは、せいぜい2000年ぐらい前?のもの?ですが、小さなラピスの蛙やカーネリアンを見ていると、古代の人の息遣いが聞こえてくるようです。

残念ながら、エジプトのものはありません。
もう既に皆に発掘しまくられて何も残っていないのかも知れません。
アフガニスタンは、最近アメリカ人を通してこういうものが流通するようになったようですよ。古いガラスやラピスがお金になると分かり、皆が土を掘っている姿が目に浮かびます。どこから掘り出してくるのかしら。

あんまり小さくて私のデジカメではうまく写せないです。すいません。

> じつは印鑑の一部だったりして。西アジアの印鑑って筒状なんで、再利用するときにちょん切ると線しか残らないという…

印鑑ではなさそうですね。
さて。印鑑は何でできているのでしょうね。
本によると・・・黒色蛇紋岩とか石灰岩、貝、とあります。

タイトル パキスタンですか…
記事No 2618
投稿日 : 2007/03/30(Fri) 11:36
投稿者 岡沢 秋
トンボ玉…

ttp://store.auctions.yahoo.co.jp/html/profile/thtxj369.html
ココですか?なんかそれっぽいショップ見つけましたが。

こういうところでエジプトのものがないのは、現在、遺物の国外持ち出しが禁止されているから。
闇ルートから出回ったのでなければ、禁止される以前の時代(マリエット博士が来る以前)のものに限られるんじゃないかな?
エジプト政府が、「これ以上遺跡が出てきても管理しきれねーから! 遺跡の入り口に立てとく歩哨だけで人件費かかりまくりなんだよっっ」って言って新たな発掘許可をくれないそうです。
あの国を掘り尽くすことは、おそらくムリですわ…

パキスタンはアフガンとインドの間ですよね。インダス文明が栄えた場所で、ガラスの破片が遺跡から時々出てくるみたいです。なので、かなり昔からガラス細工の加工技術はあったものと。2000年前だとアレクサンダー大王が支配していた頃?

シリア文化圏なのか、インダス分明の流れを汲むあたりなのか、実はローマの影響があるあたりなのか、出土した遺跡によって変わるような気がします。ただ、線(文字?)が刻まれているというのであれば、その線を手がかりにして何か見つけられそうですね。楔文字なのか、模様なのか、ただの割れ目なのかの区別をつけることが出来れば。

タイトル Re: パキスタンですか…
記事No 2619
投稿日 : 2007/03/31(Sat) 00:25
投稿者 摩伊都
> トンボ玉…

そうなんです。(^^;)
実は、ボーナスの半分!!をつぎ込んでしまいました。
いろんなとんぼ玉を買い過ぎたので、自分でアクセサリーを作ってフリマで売ることにしました。退職後の仕事にしようかと本気で考えてます。

↓で、これなんか面白いですよ〜
ttp://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/100404827

> 線(文字?)が刻まれているというのであれば、その線を手がかりにして何か見つけられそうですね。楔文字なのか、模様なのか、ただの割れ目なのかの区別をつけることが出来れば。

分かりました。
私ではよく分からないので、岡沢さんのお知恵を拝借させてください。
石@護符をデジカメで写してみます。ぼけるかもしれませんが、何となくは分かるかもしれません。
で、「仮想のお店…ごっこ」を始めて勝手にデザインを楽しんでいるサイトを作っているので(←年齢を考えるとアホとしか思えないと自分でも思いますけどね。。。)そこに画像をUPしてみます。
できたらお知らせしますね。
日曜日ぐらいにはUPできると思います。ご意見をお聞かせください。

でも、ただの線(模様)のような気がします。。。
少なくとも割れ目ではないです。



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