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タイトル 革鎧についての質問
記事No 2297
投稿日 : 2006/05/06(Sat) 01:14
投稿者 ファンタジー革職人見習い
はじめまして、こちらはファンタジーについて検索中に立ちよりました。
なかなか知識造詣深い人々が居られるようなので、ご存知でしたら是非教えていただきたいのですが革鎧の作り方についてです。
私が以前もっていた本では、革鎧はなめし革にタールを染込ませそれを幾重にも重ねて鉄板などで補強したものと記憶していたのですが、今その本はなく記憶が曖昧で、この記憶が確かなのか裏づけとなるものがありません。
どなたかこれについて訂正・追記などありましたら教えていただけないでしょうか。
あるいはそういうものに詳しいサイトか書籍などを教えていただけないでしょうか?
是非ともよろしくお願いします。

タイトル Re: 革鎧についての質問
記事No 2300
投稿日 : 2006/05/10(Wed) 19:53
投稿者 岡沢 秋
はじめまして。こんにちはー

>革鎧の作り方についてです。
> 私が以前もっていた本では、革鎧はなめし革にタールを染込ませそれを幾重にも重ねて鉄板などで補強したものと記憶していたのですが、今その本はなく記憶が曖昧で、この記憶が確かなのか裏づけとなるものがありません。

うーん。これは、ファンタジーというより「現実の古代中世における防具」としての革鎧、いわゆるレザーアーマーですよね?

「レザーアーマー」で検索して出てくるサイトは、革職人見習いさんが書かれているような内容ですが、そもそも「レザーアーマー」って革で作った鎧の総称ですから…狙っている時代や場所によって内容は違うと思います。

世界中さがせば、金属で補強しないものや、革に牛を使うもの・クジラを使うものなどあると思うのですよ。

> あるいはそういうものに詳しいサイトか書籍などを教えていただけないでしょうか?

たぶん、本屋さんに行ってファンタジー関係のコーナーを探すと書籍はあるはず。「武器屋」あたりのメジャーな本なら、一般的なレザーアーマーくらいは載ってそうですね。

ただ、革職人見習いさんがもし、「職人」としての高みを目指されるのであれば、そこはそれ、イマジネーションを膨らませるとこかもしれませんよ。
たとえば「牛のいないアラスカのインディオがレザーの鎧を着るとしたら、なじみ深いアザラシの毛皮でつくるかもしれない」とかね。

タイトル 岡沢さん、ありがとうございます。
記事No 2305
投稿日 : 2006/05/14(Sun) 19:05
投稿者 ファンタジー革職人見習い
誠実で親切なお返事ありがとうございます。ファンタジー関係のコーナーなどは残念ながら近くの書店に無く、また今回質問に上がった動機といたしましてファンタジー世界に、より人が生活し歴史を醸造しているかのようなリアリティを与えたく、その参考にしたくこちらに伺った次第です。
自分の知識を裏付けるものを無くしてしまったのでネットで検索ながら、ファンタジーに詳しそうなこちらに書き込みをさせていただきました。
私は「なめし革」や「革鎧」で検索したのですが、思うようにヒットせずどうしようかと悩んでいたのです。
私は正確な知識を求めております。製作の行程など詳しく知り自分の世界に反映させるのが私の望みです。
例えばワインやチーズの作り方は現代イタリアから古典的な製法をしらべ(一部道具について勉強の余地ありですが)まとめました。
革鎧についても(ヨーロッパのものを調べています)古典的ななめし方と道具、作業工程と作業員達の服装や生活。
1行程にどれだけの手間と時間がかかるのか、乾燥にはどの程度かかるのか、鎧の形にするカタはどういうものか・・・・興味が尽きません。
管理人様が教えてくださった書籍をこれから探してみようとおもいます。その本に詳しい事が載ってるとよいのですが。
ありがとうございました。

タイトル ファンタジー?
記事No 2307
投稿日 : 2006/05/14(Sun) 23:21
投稿者 岡沢 秋
> 誠実で親切なお返事ありがとうございます。

いえいえ。あんまりお役にたてず。

ちょっと気になったのですが、

>ファンタジー世界に、より人が生活し歴史を醸造しているかのようなリアリティを与えたく、その参考にしたくこちらに伺った次第です。

これは小説など作品を作るうえでの資料探しってことなんでしょうか…ねえ。
うーん、私もちろちろっと作品を作ってみた経験上ですが、「ファンタジー」を作ろうとしてリアルの世界から資料を集める方法は、あまりすすめられないです。

なぜなら、リアル世界のロジックは根本的にファンタジー世界と相容れないものであり、リアルの情報が詳しくなればなるほど、その情報が反映されたファンタジー世界は狭くなり、行動や設定に制限が出ます。自分で自分の首をしめてしまう結果になるんです。

だからなのか、現実の世界について資料を集めすぎた人のファンタジー作品が完成したのを見たことがないです(笑)
歴史小説を書くならともかく、「ファンタジー」を作りたいなら、細かい資料など集めずに想像で埋めるほうをおすすめいたします。


> 私は正確な知識を求めております。製作の行程など詳しく知り自分の世界に反映させるのが私の望みです。

もし、正確な知識を求めるのであれば最もよい方法は、実際に革鎧を保管してある博物館ないし美術館の学芸員に聞くことですよ。

たとえば日本の甲冑について知りたいときに、目指す時代の代表的な鎧を収蔵しているとこへ行って学芸員さんに聞くと、あほほど詳しく語ってくれたりします。それに較べて、そこらへんのファンタジー資料本は、申し訳ないけれど、ある程度いい加減なのです。(だってまぁ…ファンタジーなんですから…。)

その意味では、私が紹介した本などはリアリティから程遠いです。
TRPG用の資料ですしねー…

あと、ヨーロッパの古典について調べるなら、日本のサイトに情報がないのは当然かと思ったり。

タイトル 描画の果て
記事No 2308
投稿日 : 2006/05/15(Mon) 08:14
投稿者 ファンタジー革職人見習い
丁寧な返信ありがとうございます。
私はファンタジーの中にも人々の生活や人生があり、ただ一こまの語られざる背景やなにげない言葉にリアルが反映されると考えています。
正確な知識を求めるというのはそういう意味で、これは全く私の独りよがりな自己満足にすぎないのですが実はそれを作中長々と引用するという意味ではなく、「語られない部分」を矛盾なく異世界の情景を楽しんでほしいという意図からであって、ある意味死に知識なのです。
例えば農夫の何気ない一言、世間話に実生活感のある説得力のある言葉を言わせたい場合、時によっては季節や気候や太陽の傾きまでも調べなくてはならないのです。
あるいは幻獣飛竜の手綱であっても、その生物の骨格や性質を無視したものは装着させられないのです。
そういう作品に直に反映されなくとも、説得力のために集め切り捨てる知識。そういうものが今回の革鎧でした。
私の作りたいものは漫画です、その背景に必要だったのです。
ボタン一つで簡単に〜のような魔法力の飛び交う世界でなく、人間が人間の力だけで生きる世界が舞台です。(魔法もでてきますが)
それに私個人の考えではありますが、ファンタジーは現実とロジックこそ違えど人間の生活は変らず、なんでもありの世界では無いというのが私の考えですので、そのところは個人の嗜好の分なのでしょう。

管理人さまに教えていただいたヒントは大切に胸に収め実行したいと思います。
ただ日本ですと、革文化そのものが薄弱でありますし難しいですね。
最近では海外ファッションに革鎧的製法で作り上げた服やおしゃれ用品もありますので、そちらのほうも攻めてみたのですが中々収穫がありません。
もっとも絶対ヨーロッパのモノでなくてはならないという理由は無く、あらゆる地域のあらゆる文化はファンタジーに適切に流用できると思いますが。
ともあれ、ありがとうございます。
もう少し頑張ってみようと思います。

タイトル がんばれー
記事No 2312
投稿日 : 2006/05/15(Mon) 18:06
投稿者 岡沢 秋
作品作るのは口で言うより理屈こねるより難しい。実際作れないと意味ないですからね…。
驚くほど努力が反映されないのが、創作の醍醐味であり地獄なところであります!(笑) 
自己の満足と他者から見た面白さが噛み合わないことも多い、という…。



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