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タイトル水銀由来の赤
記事No1969
投稿日: 2026/03/11(Wed) 09:15
投稿者匿名
古代中国の仙丹といい、西洋錬金術の賢者の石といい
洋の東西も大陸も問わず、水銀のもたらす赤って
人間を惹きつける何かがあるんでしょうかね…

長らく水銀に触れている個体に異常が出れば本能的に忌避しそうなものですが
随分近代まで人間にとって身近で役に立つアイテム扱いでしたし
「マッドハッター」のように職業病の類と勘違いされ続けてきたということなのでしょうか

タイトルRe: 水銀由来の赤
記事No1970
投稿日: 2026/03/11(Wed) 19:09
投稿者加鳥
通りすがりの暇人です。
水銀中毒の誤解を解きたく出しゃばりました。

まず辰砂の化学式HgSです。
https://www.gsj.jp/Muse/story/src/story_024.pdf

水銀の毒性については
https://www.env.go.jp/chemi/tmms/husigi/hg_husigi_18.pdf
有機水銀は無機水銀よりも高い毒性を持ちます。
辰砂は無機水銀です。
無機水銀は長時間皮膚に触れるなど、特殊な状況でなければ”毒性は低いです”。人体で吸収されにくいためです。
毒性が強く出るのは蒸気による摂取です。
https://www.env.go.jp/chemi/tmms/husigi/hg_husigi_08.pdf
メチル水銀は生物濃縮でも有名です。これは無機水銀が有機水銀化合物になってという変化があります。


水銀の毒で有名なのは最近だと金採掘ですね。アマルガム法。
アフリカでカカオ農家が土地を貸したら水銀に汚染されて作物が作れなくなった例などです。
https://wired.jp/2019/02/08/mercury-poisoning/
https://yab.yomiuri.co.jp/adv/suigin/page2.html

https://karatz.jp/cinnabar-shinsha/
https://www.kenkengems.com/apps/note/cinnabar/

あまりうまくまとめていませんが、辰砂が日本でも多くの寺院で使用されていたこと、そして今回のブログの考察と方向が違う解釈をされていたので関係ない一般人ですが出しゃばりました。

タイトルRe^2: 水銀由来の赤
記事No1971
投稿日: 2026/03/12(Thu) 14:13
投稿者岡沢 秋
加鳥さん
情報ありがとうございます、有機水銀と無機水銀の区別は確かにありますね。

一応確認なのですが、「辰砂は毒性が低いので特殊な状況でなければ毒性は低い」の中で、日常的に触れて飲用もしていたマヤ人の環境は「特殊な環境」だと思われていますか。別にそのくらいなら大したことないと思われていますか。

今回だと飲用に使う溜池から高濃度で検出されているので、「毒性は低い」といえど影響が無いとは思えないです。

また建物を赤く塗るために手作業で砕いているはずなのですが、その際に吸入していた部分が大きいのではと思っています。

エジプトのミイラだと、ファイアンスを作るために石英を砕いていた職人から珪肺が見つかっているんですよね。マヤはミイラが残っているわけではないので証拠は無いんですが、おそらく肺に異常出てたのでは? と思っています。

古代人が毒性に気付かなかったのは、もともと平均寿命が短い世界だからでは。と思うんですよね。

タイトルRe^3: 水銀由来の赤
記事No1972
投稿日: 2026/03/12(Thu) 15:21
投稿者匿名
加鳥さん

ご意見ありがとうございます。
記事に対する意見というよりは漠然とした感想に近いので、元記事との関連性の薄さはご容赦ください。

無機水銀については加熱により急性中毒を催すのは存じておりますが
長期的に繰り返し飲用すれば体内でイオン化し蓄積するため、肝臓や神経系に影響があると聞き及んでおります。
慢性接種であれば本人はもちろん、胎児への影響もあると考えられます。
岡沢さんの記事やご指摘にもある通り、マヤの事例では日常的に飲用する水源を通じての摂取であるため
加熱を介さない状況であっても悪影響があったのではないかと考えております。


岡沢さん
>古代人が毒性に気付かなかったのは、もともと平均寿命が短い世界だからでは。と思うんですよね。

確かに、この点は盲点でした。
蓄積による毒性は急性症状が出る類ではないので、多少早死にでも誤差の範囲で単に寿命と考えられていそうですね…
ただ前述のように管見では無機水銀であっても胎児への影響があると考えており
都市単位で身分を問わず日常的に服用される状況が続いていたのであれば、岡沢さんのご指摘通り
文明衰退の要因のうちの一つとなったのではないかと思われます。

タイトルRe^4: 水銀由来の赤
記事No1973
投稿日: 2026/03/12(Thu) 23:30
投稿者加鳥
>岡沢さん
でしゃばり申し訳ありません。
確かに元記事のように『閉じられた』溜め池は特殊な状況に入ります。なので岡沢さんのおっしゃる通り、その特殊な状況下でマヤ人が『水銀中毒』を起こしたことはおかしくありません。
魚類による生物濃縮も考えられるので証拠が残ってると思います。今後の調査に期待です。


手作業で砕いた分は、粉末状とはいえ固体なので『気体になった水銀』ほど毒性が強いかは、申し訳ありませんが専門家ではないので確かなことは言えませんが
環境省のガイドライン
『水銀廃棄物ガイドライン第4版』
【○コラム 金属水銀及び水銀蒸気の毒性について】
https://www.env.go.jp/content/000298668.pdf)では
「○コラム 金属水銀及び水銀蒸気の毒性について
水銀体温計等に使用されている水銀は液体の金属水銀である。水銀蒸気は吸入によって 75〜85%と高率に気道から吸収されるが、金属水銀の経口的吸収は非常に低く 0.01%以下と考えられている1。」ですね。

古代人の平均寿命と水銀中毒による死亡の因果を結びつけるには、そもそもの胎児に死亡率に加えて文明が衰退するほどの影響があったかなど条件を探らなければならず、私には断定できません。すみません、本当に素人なんです。
ただ、死ぬ胎児よりも多く妊娠出産できるほど、その土地が豊かであれば文明の衰退理由にはならないかな?ぐらいの推測しか立てられません。水俣病の例があるので、都市の終焉期には水銀汚染により文明が衰退したのでは?と仮説が立てられても、ちょっと弱いかなと思いました。


>匿名さん
申し訳ないです。匿名さんが岡沢さんの説で飛躍されていると勘違いしたのででしゃばりました。『不思議の国のアリス』でマッドハッターの言説でよく帽子屋の水銀中毒というのはあるので、それ蒸気だから!と早とちりしました。失礼しました。
確かに悪影響は考えられます。
すみません、失礼しました。

タイトルRe^5: 水銀由来の赤
記事No1974
投稿日: 2026/03/16(Mon) 15:52
投稿者匿名
>加鳥さん
書き込んだ後で自分でもマッドハッターは例として適切ではなかったな、と思っていましたので、この点はまさしくご指摘いただいた通りです。
こちらの不手際でいらぬ混乱を招いてしまい、こちらこそ失礼いたしました。

タイトルRe^6: 水銀由来の赤
記事No1976
投稿日: 2026/03/18(Wed) 18:08
投稿者加鳥
>匿名さん
こちらこそ出しゃばりすぎました。すみません。