私の場合は1999年の遭難事故でした。この事故はツアー会社のトンデモが原因でしたが、森林限界を超えた領域における悪天候の恐ろしさをまざまざと思い知らされました。山は神の領域、どんな山であれ人間は敬意以て知識と装備を備えたうえで挑まねばなりませんが、特にそれが必要な山の一つとして今でも記憶に残っています。
羊蹄山の事件は知らなかったので調べてみたら、倶知安コース3時間半で登ってパーティー分断とあって、ペース無茶すぎるな…という感じでした。北海道だとトムラウシ遭難事故が有名ですが、北海道の山は7月とか8月でも風が吹くとかなり寒いんで、本州の山のつもりで挑むと危険だと思います。それもあって「素人はヘタに行くと死ぬぞ」とは言っておきたい…。