タイトル | : Re^3: ウマについて |
記事No | : 1910 |
投稿日 | : 2024/06/12(Wed) 08:32 |
投稿者 | : 岡沢 秋 |
ウマの家畜化の歴史を考えるなら、ローマより前にアッシリアでは…。いや、その前にヒッタイトとエジプトか。まともに国家として組織立って飼育しはじめたのはそのあたりから。
「食肉とした場合に不経済」なら品種改良の話からになります。 そもそも原種のニワトリは毎日タマゴを生みません。ウシは丸々と太りません。ヤギも羊も…それぞれの特性を生かした品種改良の歴史なくして語れないです。
インターネットで探すのは「答え」ではなく、遠回りに見えても「答えを導き出す根拠」であるべきです。でないと断片的な情報しか手に入らない。ウマが家畜になった経緯を最初から辿っていれば、今回のようなアバウトな(一部的外れな)質問は出てこないと思います。
それと古代世界といっても、東地中海世界は紀元前1000年前後から鉄器時代に入り、その前後で常識が異なります。ウマが家畜化されはじめたのは紀元前2,000年だとブログで紹介しましたが、その紀元前2,000年と、鉄器時代に突入していく紀元前1,000年と、ローマが隆盛を誇る紀元前後では、同じ「古代」でも全然、状況が違うんです。 ぜんぶ同じに見えるなら、まずそこの視界をクリアにするところから始めたほうがいいと思います。
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