タイトル | : Re: 名無し |
記事No | : 1874 |
投稿日 | : 2023/07/24(Mon) 21:05 |
投稿者 | : 岡沢 秋 |
> 神格化どころか、壁画ですらほぼスルーされていたラクダが可哀相になってきました。 > 不毛で邪悪な砂漠に生息するラクダは古代エジプト人が忌避する動物だったからという説があるそうなので、仕方ないことかも知れませんが。
それより、ラクダはエジプト国内の砂漠ではほとんどおらず、アラブのあたりで生息していたので馴染みが無かったのと、家畜化されて本格的に導入されだすのも紀元前1200年以降なのでウマより遅いんです。 エジプトに定着するのがペルシア軍が連れ込んでから(紀元前6世紀くらい)なので、ウマ以上に馴染みが無かったんだと思います。
以前エジプトでのらくだ使用に関する状況はまとめました。 https://55096962.seesaa.net/article/201612article_12.html
あと、かなり遅い時代ではありますが、らくだを象った遺物はそこそこ見つかってるので、存在を無視されてたわけではないと思います。
https://www.ucl.ac.uk/museums-static/digitalegypt//foodproduction/camel.html
※ちな古代エジプト人、らくだ導入前はロバに水壺を積んで砂漠を渡っていました。砂じゃなくて岩が多い砂漠だからそれでもいけたんだと思います
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