ブログの方の、縄文土器の記事の文中について、
主題から外れる些細なことですが少しだけ…

民俗事例によるものですが、狩猟に関しては、
冬の方が適していたとも言われています。
草や葉が落ちて歩きやすくなり、虫なども減ること、
雪が積もると地形が平坦になり移動が容易になること、
冬の方が獣肉や毛皮の質が良いこと、
などが挙げられます。

縄文時代中期など今より温暖な時期であれば
積雪の規模などは異なると思いますが、
獣肉の脂の量などは冬の方が多かったのに
違いはないと思われます。

また、積雪時には仕留めた獲物を直接引いて運搬したり、
ソリによる遠方への物々交換なども行ったようです。
一方、夏は意外に得られる食物が少ないようです。


寒く厳しい冬は家の中に籠もって…というイメージ自体が、
ごく近年にできたものである可能性もあります。
そういう点においても、冬の内職のように
土器を作ることはまずなかったように思われます。

コメントありがとうございます。縄文時代の食料調達は季節ごとに主食が違っていた、という研究はよく見かけます。
冬は確かに狩猟向きですね。
(例外は北海道で、冬はシャケの季節なので狩りは副次的な食料調達になるのだとか…。)

手持ちの資料だと夏はシジミとかの貝と魚になってます。
貝塚が最も積み上がる季節は夏だったのかも。

季節ごとの生活タイムスケジュールを考えてみると、狩猟採集時代もけっこう忙しいよな…って思います。