北欧神話−Nordiske Myter

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イヌ好きチュール師匠。

描いたあとで、「しまった、チュールって途中で右手なくすんだっけ。ま・・・まさか右手なくしたら戦力外通告…?!」
と、焦ったので、左利きだった、ということで。 急遽、画像の左右を反転させてみました^^;


頭のうしろの、髪の毛が「ぴょっ」てなってるところは、愛の証なので必須であります。

 たいそう特徴的な親族をお持ちのチュール師匠。(「ヒュミルの歌」参照)
 軍神のわりに戦わないところがミソ。実はのほほんな性格なのではないか? 美人な母さんも一癖ありそうだが、あの親族に囲まれてフツウに育つってことは、ニブいかズ太いかどっちかだろう…。

 そして現在、彼についてさらなる疑惑が浮上中。
 「チュールって、実はイヌ好き」

 フェンリル狼に餌をやれたのは勇敢なチュールだけだった、って…勇敢さなら、別にトールでもいいわけじゃん? なんでチュール?
 そこに妄想のネタがある。
 彼はきっと、犬が好きなのでマメに世話をしていたのだ。
 だからラグナロクのときも、ガルム(犬型モンスター)相手に相殺されちゃったのだ。

 ガルム「ばうばうっ! ガルルル…」
 チュール「い、一緒に死んでくれ…v」←相打ち

 チュール=犬好き説、現在来訪者洗脳中であります。


【神様データ】

Týr (古ノルド語) Tyr(英語)

主属性; 名前からしても軍神。ルーン文字の↑はチュールを表し、彼の加護(勝利)を与えるため剣にこの文字を刻み、祈ることが行われていた。しかし、一番強いというわけではなく、実際に戦っているところを見ることも無い。
 勝利を与える神としてはオーディンがいるが、オーディンの別名の一つにも「フロプタチュール」というものがある。
 最も大胆な神、賢い神、と呼ばれるが、大胆というより後先考えてない、賢いけれど天然の人、という気が…しなくもない。

その他の役割;  ロキの息子、フェンリスヴォルフの捕縛に一役買った神。フェンリスヴォルフを捕縛することには成功したが、チュールは右腕を「狼の関節」と呼ばれるところまで食いちぎられて失う。この腕は「調停の腕」だったため、調停者の役割を果たすことが出来なくなり、バルドルの息子フォルセティに、その役を譲ることになった。

家族関係; 父・巨人ヒュミル 母・美人 祖母・頭が九百 同族の人たち・頭がいっぱいある  妻・名前不明 
住居; 実家…エーリヴァーガルの天の縁を越えた先 

持ち物;
 民間伝承にチュールの剣という伝説もあるが、こちらはチュールが持っていた剣というより、チュールが加護を与えた剣のようだ。「シグルドリーヴァの歌」でも、チュールのルーン「↑」を剣に刻み、勝利を願え、という文句が出てくる。

補足;
・手を失っても戦うことは出来たようで、ラグナロクでは戦場に立つが、ヘルの番犬ガルムと戦って、相打ち。
・妻とロキが不倫して子供が出来たらしいが、本人はあまり気にしていないようだ。気にしようよ!!


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