北欧神話−Nordiske Myter

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炎の帝王・スルト〜完全燃焼系 

衣装がもはや古代北欧では無い、というツッコミはこのさい忘れていただいて。


怪しすぎる。
 これでもか、っていうくらい人気無いけどラグナロクでは大活躍よ、彼。
 極寒世界の女王・ヘル、海の女王・ラーンと並んで三大勢力!
 ムスッペルの総大将。

 オレの頭の中には、スルト=いかれポンチ(古い)というイメージが何故だかずっと住み着いている。。
 ビジュアル系ロッカーのような格好して、「ハァーッハッハッハッ」とか高笑いしながら炎に包まれつつ登場。
 バックミュージックはもちろんハードロックで「フォックラーーイ!」とか叫んでんの。

 …”炎の巨人族”という言葉が、そういう状況を連想させるらしい。

 いっそ上半身裸体で、半裸に布とかグルグル巻きつけてド派手なアクセサリーつけた兄ちゃんでも良かったんだけどねェ。
 いや、戦うときは、この赤いマント脱ぐのよ。脱いで半裸になりつつフレイと戦うんだって(笑)

 ちなみに、つれてる蛇に意味は無いから…。単に「似合いそうだ」ってんで描いてみただけ。
 スルトが赤毛なのは自分的に譲れないコダワリ。


【神様データ】

 Surtur (古ノルド語) Surt (英語)

主属性; 
 炎の国、ムスペルヘイムに住む巨人族の王(神話では"炎の国の国境警備の者"と呼ばれているが、一般に王と解されている)。
 ムスペルヘイムはアスガルドの南にあり、極寒の国ニヴルヘイムの対極に位置する。世界の始まりから存在していた「最古の世界」。ムスペルヘイムの火花と、ニヴルヘイムの冷気がまじりあって、最初の生命体(神々と霜の巨人に共通した祖先)が、生まれた。

 神話に語られているのは以上のことだけで、炎の巨人族がどのようにして、どの段階で生まれたのかは、書かれていない。
 当然、スルトの出自もよく分からない…。

その他の役割;
 炎の国ムスペルには、そこで生まれた者以外は入れないと書いているが、ロキは自由に出入りしているようだ。
 …と、いうことは、ロキの出身地はムスペルである可能性も考えられる。

家族関係; 妻(名前はシンマラというらしいが、エッダには登場しない。)

住居;
持ち物; 燃え盛る剣。これがレヴァンティン(レーヴァテイン)と同一かどうかは不明。

補足; 
スルトと神々の軍勢が決戦に挑む地はヴィーグリーズと呼ばれる野。(オースコープニルという島にあるようだ)
ここでフレイはスルトに破れ、スルトの放った炎は、世界のすべてを焼き尽くす。



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