北欧神話−Nordiske Myter

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ヘイムダル××疑惑…

ネタがなさすぎて、逆にネタにされているこの男。



微妙にアジアニックだなコレ。

 何が謎かって、まずご両親がわかりません。
 父親についての記述はナシ。母については「9人の乙女が、彼を息子として創り出した」と、あるのみ。…9人? 9人でいっぺんに息子が作れるのか?
 そこでハタと気がついた!

 ヘイムダルとは、この9人の乙女(巫女or魔術師)たちによって創られた、人造人間ではないのかッ?!
 サイボーグ・アンドロイド、もしくは人形でも可。

 オーディンだってそこらへんのものから人間とか創ってるし。神話なら、それくらいアリでしょう。
 創られた存在なので、わずかなメンテナンスの時間しか寝なくてOK。ある意味マシィンなので見張りもカンペキ。でもって人付き合いが悪いのも恋愛感情が無いのもロキにからかわれて怒らないのも、たぶんそういう感情回路が欠けてるから。

 違う…違うよヘイムダル。
 お前はただの道具なんかじゃない。お前にだって…お前にだって心はあるんだ!!

 ゴメン今ちょっと遠い世界に行きかけてました。


【神様データ】

Heimdallar (古ノルド語)  Heimdal(英語)
↑へいむだら〜 と読まないように。へいむだっるる(やや巻き舌) とお読みください。

主属性;
 アスガルドに至る虹の橋、ビフレストを守る「門番」。千里眼と、草の伸びる音さえ聞こえる超感覚を持つ。ラグナロク時には、ユグドラシルの根元に隠した角笛を吹き鳴らし、戦の時を告げる。
 超感覚を持っているのに何でラグナロクが勃発してしまうのか、ということが疑問視されるが、「巫女の予言」の異説(ハウク本)によれば、オーディンが知恵を求めてミーミルの泉に片目を差し出したとき、ヘイムダルもまた、優れた聴力を差し出したという。
 彼にもスキはあった、ということか。

 ヘイムダルの名前”heimdall”は、もともと「世界」heimrと、「柱」dallを足したもので、「世界の柱」という意味だ、とする説がある。
 この説からすれば、海と天とをつなぐ柱が彼の正体ということになるが、実はheimrは「館」という意味でもある。館の柱=主人、だとすれば、ごく一般的なエライ人の名前とも取れるのではないだろうか。


その他の役割; 
*浮いた話のひとつもない(ロキがツッコミを入れられなかったほど、カンペキに誠実。仕事熱心)
*本来ビフレストのたもとを離れられないはずなのに、たまに別の場所に出現する(神々の会議とか。分身?)
*フレイヤの首飾りがロキに盗まれたとき、ロキと海辺で壮絶な変身バトルを繰り広げた。

家族関係;
 9人の乙女を母とする。この9人は波の擬人化と考えられ、ヘイムダルは波間から登る太陽の神格化だという説がある。アース神族に入っているため、父親がオーディンだという説があるが、海に深いかかわりを持つのはヴァン神族のため、むしろ元はヴァン神族だったのではないか? という説もある。そういえば、波に洗われたニョルズの足が「白い」ことと、ヘイムダルが「白いアース」と呼ばれることは何か示唆的だ。

 だが、「実は元々、アースでもヴァンでもない」という説もある。
 海の女神ラーンには、波を擬人化したとされる9人の娘たちがいる。この娘たちがヘイムダルの母親なら、彼は「ミッドガルド」でも「ウトガルド」でもない、中間に位置する「海」−つまり第三勢力からの代表者ということになり、それでもやはり、出自についての説明はつくのである。

住居; ヒミンビョルグ

持ち物; 黄金の角笛ギャラルンホルン。
オーディンが知恵の泉から水を飲むのも同じ名前の角杯だが、両者に関係があるのかどうかは不明。あるいは、角ってのは左右で一対のはずなので、両者は同じ牛の角からとられたんじゃないかとオレは思う。そして、その牛というのはオーディンたちの始祖にあたる牛、アウズフムラじゃないかなと思ってもみたりするが、証拠は無いので信じないように。^^;

補足; 「ヘイムダルの剣は頭と呼ばれる」とあるが、剣の名前が「頭」なのではなく、「頭がよく切れる」というケニングだったというのが主説。頭が切れて、口が達者だったとすると、ロキとの喧嘩はさぞかし壮絶な罵倒の嵐だったことと思われる。



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