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ナンナ・スエン

別名・別綴り/シン(アッカド)、別名 アシムバッバル(輝く者)、インブ(果実) 敬称 アンガル(大いなる天)
性別/男性
守護都市/ウルのエ・キシュ・ヌ・ガル/新バビロニア時代にはシリア北部ハラン


【主な役割】
月神

【神話・資料別エピソード】
エンリル神とニンリル神の息子。エンリル神が若い処女神ニンリルを手篭めにしたとき、最初に宿したのがこの神である。妻はニンガル。二人の子供が、太陽神ウトゥと明けの明星イナンナ。(ただしイナンナは神話によって父と呼ぶ神が異なる)なぜか日本では女神と勘違いされていることが多いが、名前が女性っぽいからかもしれない。子持ちの男性なのでお間違いのなきように…。
ナンナという名とともにスエンという名ももち、両方あわせてナンナ・スエンと呼ばれることもある。

メソポタミアの神話では、様々な疾患が神々の罰であるとされ特定の神と結び付けられたが、中でもアッカド語テキストで「シンの手」と呼ばれる病気は皮膚病(ハンセン病とする説も昔はあったが、現在は否定されている)と異常排泄である。

●「エンリル神とニンリル女神」
ナンナの誕生に纏わる物語が語られる。ナンナが天へ昇るかわり、後から懐妊されるネルガル、ニンアズ、エンビルルの三柱神は地下へ下ることになっている。

●「ナンナ・スエンのニップル詣で」
ニップルは最高神エンリルの座していたところ。上位の神からの祝福を得るために贈り物を持って訪れるという神話である。
神様も営業活動大変だったんですね。

●ナンナル神に対する「手をあげる」祈祷文
ウルの主神としてのナンナに対する祈りのテキスト。

●新バビロニア時代の信仰
シリア北部のハランの神殿において、シンという名で息子ヌスクとともに祀られていた。
ただしヌスクは元々はエンリルとニンリルの息子なので、バビロニア時代になって家族関係が変化していることになる。

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【参考】

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