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ナムタル

別名・別綴り/
性別/男性
守護都市/


【主な役割】
冥界の伝令

【神話・資料別エピソード】
名前の意味は「運命」または「宿命」。冥界の女王エレシュキガルに仕える伝令で、「つかさナムタル」と呼ばれている。イメージ的には執事である。同じ名を持つ冥界の悪霊もいる。神話によってはネルガルたんに首をはねられることも(´・ω・`)
エレシュキガルの登場する神話にはだいたいチョイ役で顔を見せる。
エレシュキガルとエンリルの間に出来た息子とする神話もある。

●「アトラ・ハシース物語」
神々の労務を背負わせるために生み出した人間が増えすぎ、騒々しくてどうにもならない、という理由から、エンリルはナムタルに人類に疫病を運ぶよう申し付ける。ナムタルによって運ばれた病の中にペストがあったという説があり、本によってはペストと翻訳されていることもあるが、実際のところは不明である。ちなみにこの神話では、人類が増えすぎて煩いと言い出すのはエンリルの役目だが、同様のモチーフの神話としては先に「エヌマ・エリシュ」が書かれている。ちなみに「エヌマ・エリシュ」ではエンリルの先祖であるアプスーが「増えすぎた若い神々がうるさい」と愚痴っている。前の世代が後の世代を疎んじるという繰り返しが面白い。

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【参考】

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