■ディートリッヒ伝説-DIETRICH SAGA |
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この人の運命は、「シドレクス・サガ」と、「エッケンリート」では異なっています。戦いのあと、生かしておいて仲間にするのがシドレクス・サガ。こっちのファゾルドは、ディートリッヒに兄弟エッケを殺された遺恨を持ちながらも、忠誠を誓う複雑なキャラです。それなりに好感も持てます。
しかし、エッケンリート(エッケの旅立ち)のファゾルドは、裏切るわウソつくわ、ろくなことしません。最後に「お前なんか信用できん。」と、ディートリッヒに殺されて、おしまい。当然、好感は持てません。
戦闘要員としては使い物になるかもしれませんが、私だったらイランです。こんな部下。
「巨人族」と訳されている場合が多いようで、騎士となっている場合でも、とにかく、体がデカいことだけは共通している模様。
ディートリッヒが手に入れる彼の最強装備「エッケザックス」は、もともと、ファゾルドの弟(単に兄弟となっている場合もある)、エッケの持ち物でした。
エッケは、体が大きく、怪力でもってディートリッヒを苦しめます。
剣ナーゲルリングは無事なのですが、小人から手に入れた兜、ヒルデグリムと、鎧は、エッケによってひどく傷つけられてしまったといいます。そこでディートリッヒは、エッケの装備品を自分のものとして、下半分をちょん切って自分用に仕立てたそうな。
ちなみに、エッケ、体がデカくて重いいので、鎧を着ると馬に乗れない(馬がつぶれるから)…とかで、鎧着たまま走ってディートリッヒに会いに来るような面白キャラでした。
まぁそんなエッケの兄弟ですから、ファゾルドも、人間じゃなくて当然ですネ。
パワーキャラです。とにかくパワーで勝負です。
シドレクス・サガでは何故かディートライプと行動を共にしていて、同じ戦場で戦死しているのですが…
「なんだよ、ディートリッヒよりディートライプのほうが巨人をてなづけるのが上手いんじゃん。アクのあるキャラだけに、ファゾルドとウマが合ったのか?」
…などと思ってみる次第。
■ファゾルドのチャームポイント■
…強いて言うなら、肝っ玉とふところぐあいの小さな「巨人」。