EPISODE

ときどきマジ切れする人たち

−宮廷大パニック−

「剣を抜けェ!(怒)」  普通、騎士さんつったら義兄弟の契りや主従関係を結んだ相手とはケンカしませんが、その点、彼等は容赦ナシです。ま…ここらが、この物語の「異教的」として弾圧された理由かもしれませんが。それにしたって、本気でやるこた無いでしょうに。
 ふだんハイメとヴィテゲがケンカするとき「まぁまぁ…」なんて止めてる人たちがマジ切れしてしまうと誰も止めらんない。

 「ローゼンガルデン」の中でも、本当は、人質にしたラウリンを殺す殺さないので二人がモメて、残り三人がかりで止めるエピソードがありました。剣打ち合わす衝撃波だけで岩が吹っ飛ぶそうです。そりゃ宮廷も大パニックだわな。

こういうときこそ、師匠を呼ぶしか!
  「ヒルデブラント師匠、出番です!」

■武器・防具ワンポイント■

 物語の舞台を「ニーベルンゲンの歌」と同じ12−3世紀に設定すると、防具の主体はチェインメイル。
 素肌に着ると食い込むので、下にキルトか何か厚いめの下着を装着したらしい。
 さらに、十字軍遠征時代になると、アラブ諸国はチト太陽光線が強いもんで、金属が熱くなりすぎないよう上からマントなど羽織ったとか。
 この絵では、ディートリッヒがそれっぽい(ぽい?)ものを着てますが…細かい資料は見てないんで、あまり参考にはなりません。
 なお、北方デンマーク出身のディートライプ君がどんな防具を持っていたかは、不明。
 ちなみにディートリッヒも、巨人エッケとの戦い時にはフルメイルを装備していた。と、いうことは、巨人との戦いはだいぶ後の時代の作なのか?
 「ディートリッヒ伝説」自体、時代にバラつきがあるので、必ずしも時代に沿った格好をさせなくても良いのではないだろうか…。(言い訳くさい)






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