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(5) 村歩き 人の暮らす風景



前述したように、島には村は空港近くの一つしかない。

人口5000人の大半がそこに集中しており、村人のほぼ全員が観光業に携わっている。
学校はぜんぶで三つ。小学校から高校までで、大学はチリ本土、また最近では奨学金の関係からキューバ留学している人もいるという。後日、チリ本土で日本語を勉強してチリに移住したキューバ人、という謎い人に出会うことになるが、チリとキューバの間には不思議な親密関係があるようだ。


すばる村はさほど大きくなく端から端まで歩いて1時間ほどだが、村はずれの宿から往復するのはちょっとキツいということで、村内にはいちおうタクシーも走っている。村内はどこまで行っても4ドル。
ただし島民の基準では 車は動けばいい という状態のため、タクシー自体はそんな綺麗ではない。錆だらけで、「これ絶対車検とおんねーだろ…」っていうような車もたまに走っている。レンタカーもアタリハズレは大きい。

ガイドさんなしで、レンタカーを借りて自力で島を回ることも一応はできるのだが、その場合も他の団体ツアーについていくことをオススメする。
島の道は未舗装どころか サファリパーク状態 で、ものすごい勢いで車がガックンガックン揺れるうえ、ときどき半野生の牛や馬が道を横断してくるのでヤバい。おまけに島では黒曜石がとれる。割ると断面が鋭く尖るので日本でも古代には銛や鏃に使われていた石。もちろん踏みつけるとパンクする。電話が通じるのは村の周囲だけだし、村を離れてあまり一般的ではない観光コースに入ると、完全に人通りが途絶えて夜も真っ暗。

ちなみに島からの石の持ち出しは禁止されており、見つかると高額罰金なのでこれも注意。


バイクも少しなら島にある 馬のほうが多いけど島に唯一のガソリンスタンドは村はずれにある。
レンタカーはすべて、このガススタを通って観光地に向かう。

燃料は、チリ本土からたまにくるタンカーが運んでくる。車やバイクに使用するほか火力発電用のものも運ばれているようだ。











パン粉の使い道がわからないこちらはガススタ横のスーパー。
パスタ、インスタントラーメン、調味料、お菓子やパンなども売られている。なぜか日本のパン粉とかラー油もあったり。
ここの食料は主に、宿を取らずキャンプで自炊している人たちが買ってるらしい。
ちなみに下段には日本の震災のとき不評で大量に売れ残っていた辛ラーメンも…。誰が食うんだこれ。










赤い。島には日本料理の店もある。
経営者は日本に住んでいたこともある日本語ペラペラな料理人 フランシスコ・ザビエルさん。名前はギャグではなくガチ本名である。店の名前は息子さんの名前でもあるらしいが、コウタロウ・ザビエル。。。息子さんがグレていないことを祈ろう。

まぐろ丼なども食べられるのだが、島のまぐろは、赤身ばかりで ぶっちゃけそれほど美味しくない。曰く、日本近海のように海流の冷たいのとあったかいのがぶつかり合う環境になく、島の近くは暖流しかなくて環境がヌルいから…だそうだ。

イースター島自体にあまり動植物がないこともあって過去の島では主食の一つだったが、まぐろ自体、それほど沢山とれるものではない。何で日本人がそんなマグロ好きなのかわからんと言っていた。私もなんでイースター島がマグロ取り放題の島と誤解されているのかがよーわからん。

装飾がヤバイ
こちらは島にひとつだけかるキリスト教の教会。

外装がヤバいことになっている。

昔の鳥人崇拝のタンガタ・マヌとか、マケマケ像とか壁に掘りこまれてるんですけど・・・・・・・・・・。いろいろ混じりすぎてて、裏庭にモアイ並んでてもおかしくないレベル。

世界の他の地域にもれず、ここもヨーロッパ人の熱心な宣教のおかげで、島民は現在では大半が「一応は」キリスト教に改宗している。が、島民の宗教に対する理解というか熱心さはむちゃくちゃ低く、「ホツ・マツア王ってキリストのことなんだよね」とか、何かそんな感じで覚えてるっぽい。三位一体とかそういう複雑なことはよくわかってない。むしろ日本人で非クリスチャンの私のほうが詳しいんじゃないかと。


平和だ…。


公民館
内部はこんな感じで、公民館風。
日曜日にはいちおうミサもやっている。

島内にはカトリック以外にユダヤ教やプロテスタント、モルモン教、統●教会系などの人も若干いるらしいのだが、みんな共同でテケトーに使っている。何しろ最初の入植者ホツ・マツアがキリストだったことになってるくらいだし。唯一創造神マケマケ様は海鳥と人間を作ったついでに「光あれ」と言ったらしいし。

ちなみに島民の宗教がメチャクチャなのは、このように宗教への感心が低く、理解もイマイチなので「入信したらxxがもらえる」というような目先のオマケに惹かれてコロコロ改宗するかららしい。

完全に新聞の勧誘レベルです。


平和だ……。


これが何なのかガチでわからん
教会内部を見学させてもらったのだが、十字架がなかったら何の宗教かわからんよよココ。意味不明なものがたくさんあって、例えばこの木彫りの像とか。海鳥の顔をした天使に針が突き刺さってる?
これは何を表しているのだ…。

木彫りの像シリーズは、本気で意味がわからんかった。
海亀に乗ってる天使とかいたし。島ローカルな伝承生まれてそうだ。
ヨーロッパの教会や、エジプトのコプト教会も見てきた中で、この島はほんと別格というか、キリスト教といいつつ全然違う宗教になってると思う。^^;






だだっ広い草原
島のはずれにあるイースター島博物館(ワンフロアしかないが興味深いものが集められている)に寄って海沿いの道をたどると、すぐそこはタハイ儀式村。

景観重視のため、柵などはなく看板も最低限のフリーダム状態だが、積み石の部分は遺跡の一部なので載ってはいけない。監視員に笛を吹かれると罰金。

村から近く、西側にあるため、夕日を背にして写真に写っているモアイ像は、たいていここのやつ。

モアイ像は、基本的に墓として作られた石組みの上に建てられる墓標か卒塔婆のような存在だ。だからモアイの足元にある石組みは、もとは集合墓地として使われていた。現在の島民はモアイを作った人たちの子孫なので、石積みに載るということは島民からすればご先祖のお墓を踏みつけられているのと同じ事で、とても怒られる。ご注意を。

ちなみに、↓ぽそっと転がってるこれなんかも、よーく見ると実はモアイの頭



意味があるんだか無いんだかわかりにくいところもあるので、足元に注意しながら歩くこと。あとそのへんに石に腰掛ける時は、それがモアイの一部じゃないかどうかよく確かめることだ。観光客に擬態(?)してる監視員に見つかると罰金です。


たまにモアイ像型の墓もある
儀式村の近くにあるのが、こちら現在の村の共同墓地。
キリスト教に改宗して以降、モアイ像の下から骨を掘り出して改葬したものらしい。背後はチョクで海。

島の人たちの人生を象徴するかのように、カラフルで楽しげな墓が並ぶ。

島民は、「とりあえず今日たのしけりゃそれでいーや」的な脳天気な考え方の持ち主だ。キリスト教に付き物の終末論は無視している。

あまりにあっけらかんとしていて、テキトーっぷりが凄いのだが、そこにまた不思議な羨ましさも感じる。絶海の孤島での気ままな暮らし。島では食料が生産されていないので、輸入が遅れたらアウト、観光業が廃れたら餓死なんだけど、そんなこともイマイチ考えてない。島は平和すぎて、新聞やラジオなんかもなくて、辛うじてテレビが映ったり映らなかったりするくらいなので、世界のどこかで起きているひどい事件なんかも全く知らない。

それはそれで良い人生なのかもなぁ…。
私はたぶん退屈で死ぬけどな…。

#イースター島に移住したら真っ先に農地改革とかやってしまいそうだ
#畑の作り方知らなさ杉だろ島民


ナッツ大盛り。ほかの外国だとあまり酒飲まないけど、イースター島は平和なのでBAR行って名物ピスコサワーに挑戦する。

「ピスコ」自体はペルー原産だそうだが隣のチリでも飲める、というかチリでも名産扱いで、サンティアゴの空港内には「The Last Pisco!」というBARがあったり(国外に出るともう飲めないってことですね)、モアイ型の陶器入りのピスコを売っていたりする。

サワヤカでまるでジュースのようなあたり口だが、度数はなんと40度を超える。何かで割って飲むのが一般的。
代表的なものにコーラで割った、その名も「ピスコーラ」というカクテルがあったりする…。

一杯の半分くらいで限界というかホロ酔いになってきて、ぺろんぺろんしながら夜の道を歩く。

で、飲んだくれたまま夜 ダンスショーに行き。


こちらがチケット。



ホロ酔いイヤッハァー!
ねーちゃんの乳揺れやぁーー!
(おい)

意外と激しいポリネシアンダンス。
腰振り! 乳ゆれ! 男性のフンドシチラリ!
汗だくの腹筋ハアハア。

弾む肉体の合法的なちちしりふとももに世界の観光客が大熱狂。会場は謎の盛り上がり。洗練された感じはなく、バックで歌ってる人が一人盛大に音を外しているとか、踊り子さんの中に何故か脇腹がぷにぷにした人がいるとかはあったけど、まぁそこはそれ。

いくつかダンスショー会場がある中、今回はカリ・カリというチームのショーに行った。ショーは21時からで、会場たどりつくまでの道はほとんど照明もない漆黒の闇なので懐中電灯もってくことオヌヌメ。ショー開始ぎりぎりだと前の方の席が取れないので30分前くらいに行くと、このように乳揺れを間近で見られる席がとれる。ていうか何してるんだお前。

最後は観客と踊り子さんが全員で踊り狂ってフリーダムな感じで終了。
いやあ…イースター島の野生が最高っすよ…。

# もう何がなんだか。



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