■アーサー王伝説-Chronicle of Arthur |
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何だか、もはや誰も私に知的な文章など要求していない気がするので、笑かし気味に飛ばしてみようかと思う。
アーサー王についてである。
円卓を統べる者。伝説のイングランド王。しかしその実、奥さんの不倫を信じようとしなかったばっかりに栄光を失う可愛そうな人。
何故だー!
アーサー。王様。皆の中心。そんなに扱い低くていいのか。後半は全然活躍してないじゃん。
そりゃ王様は前線で戦ったり、単独でふらふらしたりしないものかもしれないけれど、それにしたって、やること無さすぎ。アーサーが活躍するのは、王座につくまでのくだりだけじゃないですか。石に刺さった剣を引っこ抜いて、見事王様に! そのあとで活躍するエピソードっていったら、若い時分に、修行を兼ねてマーリンとふらふらしてる辺りくらいか…。
王様なのに、目立たない。
それって何だか、アーサーはあんまり要らない人みたいじゃないですかー。弱そー。気張って下から上がってきた人なのに、ボンボン育ちの王子みたいな扱い受けてますよ。
それとも何か、部下がみんなして濃すぎたのか。なんだかどこかの大王さんみたいだ。
ディートリッヒ「…私ですか」
そう、あなたです。
部下の濃ゆいのが激しく走り回っている間、あなたは半分振り回され状態。まとめ役だけど、まとまってしまった後はあまり存在感が無い。
今更言うまでも無いと思いますが、「アーサー王伝説」って、後の時代になるにつれてアーサー王は主人公じゃなくなってきて、アーサー王とユカイな仲間たちの伝説になっちゃうンですよね。(ははは^^;
ディートリッヒは、部下たちを失ったあと最後に華々しく物語の終焉を飾ってくれますが、アーサーは大して何もせずに終わってます。あんまり強そうじゃないです。
それでも、彼の復活を待ち望むイングランドの人々。英雄の条件って、一体なんだろう?
願わくばアーサーよ、今度はあなただけを愛してくれる奥さんと寄り添ひたまへ。