五家寶 製造工程

五家寶の製造工程は、種や黄粉を作る工程と、
それらを用いて五家寶を作り上げる2つの工程があります


種作り

糯米を粉に挽き、タライに入れて水でこね、一晩水につけてからセイロで蒸します。蒸し上がった餅粉を餅搗きします。餅に上白糖を加えます。
搗き上がった餅は、長いのし棒で1〜2mm、畳2畳大程に伸ばします。
伸ばした餅を乾燥機にかけ、包丁で切り分けた後、一晩寝かせます。
その後、切断機にかけ、1〜2mm角に砕いたものを、回転釜で煎り、丸いあられ状にします。

五家寶作り

水飴と砂糖に水を加え煮立たせ、蜜を作ります。毎日、早朝に行う大事な作業です。
黄粉に蜜を入れ、よくこねて生地を作ります。生地はのし棒で薄く伸ばします。
種を桶に入れ、蜜と絡めます。”桶回し”と呼ばれる作業です。種は、渋団扇で扇ぎながら、熱を取り成形、生地で包みます。ラグビーボール程度の大きさです。
秋田杉ののし板で、転がすようにして伸ばしていきます。職人技が光る瞬間です
伸ばし終えた五家寶は山型に積み上げられ、暫く寝かせます。後に、羊羹包丁で切断します。切断面は、雪の結晶のように非常に綺麗です。

切り終えた五家寶は一晩寝かせた後に、箱詰包装します。


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