2005年2月22日
「虎渓山永保寺(こけいざんえいほうじ)」
岐阜県多治見市
地図
撮影 MINOLTA DiMAGE7 UG
多治見修道院を後にして、 虎渓山永保寺に向かう。 といっても、修道院から車で3分くらいの距離 なので、歩いても近い。 同じ虎渓山の麓にある。 駐車場はいくつかに分かれてあるみたいだけど、 私は虎渓山公園近くの駐車スペースにとめた。 たぶん寺の近くにはないと思う。 ここから5分くらい歩くことになる。 |
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虎渓山公園。 特に何があるということでもない。 遊んでる子供の姿もなかった。 今は季節はずれだからか。 |
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虎渓山一帯の案内図。 なんだけど、今ひとつ分かりづらい。 現在位置と永保寺へのつながりが はっきり書いてないので、よく分からない。 この看板の前を行ったり来たりしてしまった。 |
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公園の近くにあった、巨大な観音像。 戦没者慰霊のためらしい。 何故ここにという気がしないでもないけど、 深くは考えないようにしよう。 |
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うろちょろしてやっと見つけた 永保寺への参道入り口。 結局車をとめた場所のすぐ手前だった。 なんだ。 売店もシーズンオフで閉まっていた。 |
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山道を歩いて永保寺に向かう。 が、いきなりの下り坂が続く。 また道間違えたか? 途中で道が分かれていたので、 登りの方に折れたら別の入り口に出てしまった。 なんだ、なんだ。 途中で案内標識もないので 初めての人には分かりづらいと思う。 後で分かったのだけど、車をとめるのは虎渓山 の山頂近くで、永保寺があるのは麓なので、 歩いて下ってよかったのだ。 感覚的に寺などは上の方にあるという先入観が あるので、それで勘違いしてしまったのだ。 なので、ここは行きより帰りの道がきつい。 |
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おおー、やっと着いたか。 行ったり戻ったり走ったりして、 なんだかずいぶん無駄に時間と体力を 使ってしまったぞ。 けど、入ったとたんにこの景観。 おおおー、と心の中でため息がもれる。 こりゃ素晴らしい。 前置きなしなので、余計に驚く。 残念ながら日没前で太陽が山に隠れて こちらからは暗くなってしまったけど、 晴れていたらもっときれいだったろう。 さすが国宝。 |
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反対側から見るとこんな感じ。 奥に見えてるのが観音堂で、 手前の池は臥龍池。 この庭園も国指定の名勝になってるようだ。 |
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この橋のことはよく知らない。 何かに指定されてるんだろうか。 この永保寺は、約700年前に、 庭園作りで有名な夢窓国師が招きをうけて開創し、 それを仏徳禅師が受け継いで開山した。 |
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国宝、観音堂。 うほっ、大迫力。 放ってるオーラが違う。 ラオウみたい(たとえが一部にしか分からない)。 これはしかし、そんじょそこらのもんじゃない ということが分かる。 いいもの見せてもらったと思った。 そのお礼に賽銭を。 願い事は特にないのだけど。 |
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少し離れたところにある、 この開山堂も国宝に指定されている。 柵で囲まれてこれ以上近づけないのが残念だ。 中に何かいいものを隠し持ってるに違いない。 一般公開もあるんだろうか。 |
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鐘つき堂かと思ったら違った。 これは何だろう。 いや、やっぱり鐘楼なのか。 |
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大イチョウの木。 巨大。 平成10年の台風でずいぶん枝が折れてしまった らしいけど、まだまだ大きくて立派だ。 |
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観音堂の屋根を上から見たところ。 桧皮葺。 |
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上の方にも目をひく朱色の門が見えたので 行ってみた。 ここはちょっと他とは雰囲気が違う。 |
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詳しくは知らないのだけど、 おととしくらいに大きな火事を出して 何か重要な建物が燃えてしまったのだと思う。 それの大がかりな工事をしていて、 かなり騒々しくて落ち着かない。 それまでは観光客をのぞけば、 禅寺ということでひっそりとした雰囲気だった はずなんだけど。 仕方がないとはいえ、 早く元の静けさが取り戻せるといい。 |
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ここは午後5寺になると閉まる というのは知っていた。 そろそろ時間なので帰ることにする。 ふと案内板を見ると、 門限 午前5時より午後5時まで、とある。 早っ! 午前5時から開いてはるのか。 ここは地理的に近所の住人が通勤通学で 横切っていくようなところではないから、 そんなに早くなくても、と思ったけど、 その心意気は素晴らしいものがある。 拝観料を取ったりしないし。 |
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多治見に京都に負けないくらいの立派で格調のあるお寺さんがあるとは思わなかった。 このままそっくり京都や奈良に移しても、観光名所として恥ずかしくない。 ここはさすがにたいしたものだった。 ただ少し残念だったのは、大がかりな工事中で騒々しかったことだ。これから行こうと思ってる人はもう少し待った方がいい。 それと、個人的には修道院の雰囲気に飲まれたすぐあとに訪れたことで、やや印象が薄まってしまったところがある。 逆にこちらを先に見ていたとしたら、修道院も永保寺も両方とも微妙に違う印象を持ったことだろう。 せっかく遠くから観光で行ったら両方一度に見ておきたいと思うだろうけど、別の日に行った方がいいような気がする。 それはともかくとして、京都や奈良まで行かなくても近所にこんなところもある。 私がまだ知らないところもたくさんあるのだろう。 神社仏閣名所旧跡巡りは続く。 この後、帰り道に春日井の内々神社にも寄ったのだった。 |