2005年2月17日
「六所山(ろくしょさん)」
愛知県豊田市
地図
撮影 MINOLTA DiMAGE7 UG
そろそろまた近所の小山登りを再開しよう、 ということで、今日は豊田市の六所山へ 行ってみた。 その途中、愛知万博会場のそばを通りかかり、 目の前をリニアモーターカーのリニモが通過した。 おっ、写真撮らなきゃ、 と慌ててシャッターを押したけど、 間に合わなかった。 運転中だけに手元も狂いがち。 |
|
山の手前に、六所神社の下宮(したみや)が あった。 ちょうど隣に公衆トイレもあったので、 少し立ち寄ってみた。 巨大な杉の木があり、 おおー、とうなる。 |
|
こちらは明治5年に建てられたという、 大きな舞台。 使ってある木といい、茅葺き屋根といい、 古いものだと分かる。 野外にある古い舞台でこれだけちゃんと 残ってるのは珍しいんじゃないだろうか。 |
|
舞台の説明書き。 六所山から切り出したスギ、ヒノキ、クリ、モミ などで作られてるそうだ。 |
|
六所山の案内図。 駐車場は上の方にある少年自然の家の他、 数ヶ所あるようだ(無料)。 上がっていく途中にも登山口があるのだけど、 その周辺に駐車場は見あたらなかった。 |
|
駐車場に到着。 車は数台とまっていたけど、 山では誰とも会わなかった。 |
|
ここはいくつかのコースがあって、 どこから入っていっていいのか、 ちょっと分かりづらい。 それなりに看板はあるから大きく迷うことはない にしても、コース図などはあまりないので、 家から簡単な地図などを持っていった方が よさそう。 |
|
どのコースがどうなのか分からないまま、 とりあえず安全そうな林道コースを選んでみた。 通行止めかと思ったけど、これは車止めだろう。 ここを入っていって問題ない。 林道コースはだらだらと緩い上り坂が続く。 |
|
ここは杉の木が多かった。 たぶん植林とかもしてるのだろう。 おじさんがチェーンソーで木を切っていた。 ただ、それ以外はいたって静かな山だ。 鳥の声も控えめで、 聞こえるのは風の音だけ。 |
|
距離を知らせてくれる案内表示。 分かりやすくていい。 でもできれば簡略なコース図も欲しいところだ。 道が周回コースのようになっているから、 自分がどっちの方向に進んでるのか 分からなくなるから。 特に道に迷ったとき。 |
|
林道コースは緩い登りで楽だったのだけど、 「いのししコース」に入ったとたん、 道が険しくなる。 傾斜もきつくなり、道もワイルドに。 そして息切れと汗。 今日もタートルセーターだけで上着はなし だったけど、それでも汗ばんだ。 |
|
新しく山登り用に買った、 K-SWISSのトレッキングシューズ。 やっぱり山道はトレッキングが合っている。 ただ、慣れない靴ということで、 疲れは1.5倍。 |
|
後半かなりしんどくなってペースが落ちた。 久しぶりの山歩きは、やはり甘くなかった。 山頂手前の六所神社上宮まで 1時間近くかかってしまった。 |
|
ここの建物はそれほど古くない感じ。 新しく建て直したのか。 民家のようなアルミ(?)のシャッターで 閉ざされてるし。 賽銭を投げるにも手が入らず、 あやうく届かず地面に落ちるところだった。 |
|
今日は春の野草を少し期待していたんだけど、 まったくそんな感じではなかった。 まだ里にも春は来てないのに、 山に期待したのが間違いだ。 ひと月は早すぎた。 なので、こんな苔など撮ってみた。 |
|
なんだこれ? ドングリ? 何かの実? いや、これってツバキか何かの芽が 落ちたやつかも? 茶色い地面ではよく目立って 何かいいものに思えた。 |
|
1時間かかってやっと山頂に到着。 んん? 立ち入り禁止? なんで? 禁止といっても特に危険そうではなかったので 入ってみると……。 |
|
ありゃ? 展望台は? それっぽい跡はあったけど、 上の部分はきれいさっぱりなくなっていた。 崩れたか? 展望台なしではまったく展望がきかない。 周りを見渡しても木しか見えない。 うーん、達成感がぁ。 |
|
仕方がないので空でも撮ってみようか。 今日は曇りがちの一日だったけど、 山頂付近のここだけは青空だった。 |
|
山頂に何もないので、 もう帰ることにする。 このように、いくつかのコースがあって、 それぞれ道の険しさが違う。 行きと同じでは面白くないので、 帰りは「きつねコース」で下りることにした。 |
|
えええー? 道どこいった? 最初からうっすらとしかなかったけど、 途中から道らしきものが消えてしまった。 さすがきつねコース。 私をだます気だな! とりあえず下っていけば大丈夫だろう と思いながら、道なき道を進む。 うわぁぁぁ、転んだぁーーー。 うぎゃ! 枝に引っ掛かって吹っ飛びそうになった! こりゃヤベぇ。洒落にならんっ。 と、言葉遣いもしだいに下品になり、 うわぁ、滑ったぁ! と、こけつまろびつの私であった。 どうやら途中できつねコースから 外れてしまっていたらしい。 ホントにキツネにやられたかもしれない。 |
|
なんとか林道コースに合流できて、 建物も見えてきたのでほっとした。 いやはや、まいった、まいった。 合流といってもちゃんとした合流地点に出た わけではなくて、無理矢理合流したので、 やはりコース外を下ってきたようだ。 きつねコースの下りはやや危険かも。 |
|
なんですか、これ? 帰り道、万博会場付近を通ったら きれいな色の観覧車が見えたので、 運転しながら観覧車を激写。 したら、こんな有様に。 すごい光の乱舞だ。 そもそも、夜景を手持ちで、運転しながら しかもファインダーものぞかず撮るなんて どう考えても無理な話。 あぶないからよい子はマネしないでネ。 (そもそもよい子は運転免許を持ってない) |
|
六所山は、正直時期を早まった。 山歩きとしては堪能できたけど(特に帰りのきつねコース)、野草もまったく見つからず、写真的にも収穫はあまりなかった。 特にこの季節というのはないにしても、やはり春から夏にかけてがよかっただろう。 鳥もその時期の方がここは多い気がする。 というわけで、もう一回、と思わないでもないけど、それはなさそうだ。 もしかしたら、近くの炮烙山へ行くときこちらも寄れるかもしれないけど。 コースは小回りで1時間半くらいだろう。 いのししコースからうさぎコースの大回りなら2時間ちょっとといったところだろうか。 時間と疲労度に関しては、軽すぎず重すぎず、なかなかいい感じだと思う。 |