2005年2月12日
「亀城公園
(かめしろこうえん)
愛知県刈谷市
地図
撮影 MINOLTA DiMAGE7 UG

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刈谷城跡があって、公園になっていて、
池には鳥もいる、と私としてはなんだか魅力的に
思えた亀城公園。
少し遠いけど面白いそうだと張り切って行ったら、
なんとも期待が大きすぎた。
むむむっ、とうなって、30分で後にすることになる。

ここは公園横の駐車場(無料)。
近場を合わせると500台くらいとめられるようだ。
大きい池(城池)と小さい池(子亀池)があって、
こちらは子亀池の方。
こっちにはカモたちがけっこういた。
大きい方は内堀の跡なんだと思う。
小さい方は分からない。
ここのカモも人になれていて、
こちらが近づくとガァガァ嬉しそうに寄ってくる。
でもエサを持ってないと分かると、
ガァガァと不満をもらしながら去っていく。
マガモやアヒルに混じって見慣れないやつが
一羽いた。
誰ですか、キミ。
頭は黒で、クチバシが薄い黄色というか白っぽく、
首の周りが白いマフラーを巻いたようで、
体が焦げ茶色。
図鑑やネットで調べたけど分からなかった。
意外とポピュラーなやつなのかもしれないけど。
池のこちら側がこんな感じになっていて、
おおー、夕方なのに凍ってるー、
と思ったら、単に泥だった。
水が涸れたみたいに。
その上にカモの足跡がたくさん付いていた。
まあ、夕方まで凍ってるってことはないよなぁ。
ニャア、とどこから猫の鳴く声がする。
最近、野良が妙に寄ってくる気がするのは
気のせいだろうか。
もしかして、私がカリカリを常時持ち歩いてる
ということを察知するのか。
こいつはいかにも野良って感じのサビ猫だった
けど、人に慣れていてすりすり寄ってきた。
もちろんカリカリ投下。
ところで公園内だけど、思ったよりも狭い。
ほとんど池の周りくらいしか歩くところがない。
そして、これといったものが見あたらない。
この公園は桜の名所らしく、
桜の木はたくさんあった。
刈谷城跡はどこになるんだろうと探していたら、
少し小高いところにこんな日本庭園風な広場が
あった。
どうやらここがかつて本丸があった
あたりのようだ。
でもそれらしいものは何も残っていない。
庭園の中で一本だけ咲いていた、
これは梅でいいのか。
最近中途半端にいろんな木や花があることを
知ったので、何が何やらかえって区別が
つかなくなってしまった。
これはたぶん梅だと思うんだけど。
枝がうにょうにょと高く伸びた大きな木。
正体は知らない。
なんだか迫力があったから、
もしかしたら古い木なのかもしれない。
庭園のところにちょっとした休憩所があった。
十朋亭という名前で、
一階は無料休憩所で、二階は謎。
関係者とご用のない方は上がらないでください
というような注意書きがあった。
何かの催し物に使うところか。
一階に刈谷城の模型があった。
かつてはなかなか立派な城だったんだ。
家康のお母さん、於大の方の生まれたところで、
そのお父さん水野忠政が建てた城らしい。
刈谷城周辺の案内図。
少し離れた場所に資料館があって、
入館無料で刈谷の歴史を知ることができる。
今回は行かなかった。
刈谷城本丸跡の石碑。
結局今回見つけたのはこれくらいだった。
(入り口付近にも別のがあった)
他には土塁くらいしか残ってないらしい。
うーん、そうなのか、残念。
こういう遊具も少しあったけど、
この日は誰も遊んでなかった。
鳥舎もあったけど、中は空。
スズメが勝手に出入りしてるだけ。
昔はここにクジャクとかがいたらしいんだけど。
すぐ隣に刈谷球場があった。
なるほど、刈谷球場ってここだったのか。
高校野球の地方大会やや、
プロ野球の試合もある球場なので
名前だけは知っていた。
実際、オープン戦もここであるようだ。
3月16日、ドラゴンズ対ホークス戦。
こちらが大きい方の池、城池。
こっちにはカモは全然いなかった。
釣り人もおらず(禁止かな?)。
池の周りに桜の木が並んでいたから、
春はきれいなのだろう。
これ以上見るものがなくなってしまって、
日没よりだいぶ前に早々の帰宅となった。


 ここに刈谷城跡の何かを期待して行くと肩すかしを食う。石碑くらいしかないから。
 公園としてもちょっとオススメするものが見つからない。
 ここはもう行くなら桜の季節しかない。その時期なら桜見物とちょっとした散策が楽しめる。
 または紅葉の季節か。

 すべての城跡に何かを残したり復元したりして欲しいというのは贅沢だけど、もう少し何かできるんじゃないかなぁと思わせる亀城公園であった。

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