2005年2月1日
「中村公園
(なかむらこうえん)
名古屋市中村区
地図
撮影 MINOLTA DiMAGE7 UG

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寒風吹き荒れる中、中村公園へ。
ここは豊臣秀吉生誕の地と言われ、
豊国神社(ほうこくじんじゃ)というものがある。
写真のここは豊国神社の鳥居で、
奥に見えてるのが、
日本一の大きさの赤い大鳥居(24m)がある。
500mも向こう側ということで行かなかった。
近くで見るとかなりのものらしい。
中村公園に隣接して名古屋競輪場がある。
公園へ行くときは競輪の開催日を避けたい。
開催日以外なら、路上駐車okとなる。
公園の周りはたいていとめられるけど、
なるべく邪魔にならない一通のところがいい。
中村公園文化プラザというものもあり、
ここの2階には秀吉と加藤清正の資料館がある。
ここの駐車場も無料でとめられるようだ。
資料館も入場無料(月曜、第3金曜定休)。
秀吉といえば、ひょうたん。
ということで、公園内のひょうたん池。
だったか、太閤池だったか。
二つ池があるのだけど、
どっちがどっちかは知らない。
カモなどは見あたらず、
セグロセキレイなどがいた。
豊国神社ってこれか?
と思ったら違った。
八幡社とある。
祭神は応神天皇で、付近の氏神らしい。
おお、ここが秀吉誕生の地かぁ。
って、たぶん正確には違うだろう。
そもそも秀吉の出生はあまりはっきりしてない。
本人もどこまで本当のことを言ってたか
怪しいし、あとから脚色された部分もあるはず。
歴史に登場したのも28歳のことで、
前半生もほとんど知られていない。
ただ、このへん(今の名古屋市中村区)の
農家の子供であるのはどうやら本当らしい。
または、ここよりもう少し南だったという
説もあるようだ。
ここが豊国神社。
小さいというか謙虚というか。
派手好きの秀吉にはやや似つかわしくない
こじんまりとした神社だ。
まあ本人が作ったわけじゃない。
教科書などでよく見かける肖像画。
ん? 秀吉の横に何か映ってる?
霊か?
 って、私か!?
ダメじゃん、写り込んじゃ。
ある意味ツーショット写真。
ここもひょうたんだ。
ひょうたん型の絵馬。
秀吉の馬印が千成瓢箪で、
戦に勝つたびに旗に瓢箪の数を増やしていった
のだそうだ。
ホームランを打つたびにヘルメットにシールを
貼って増やしていった大洋の田代みたいだ。
(たとえがマニアックすぎて分かりづらい)
秀吉といえば何?
という質問にはいくつかの答えがあるけど、
日輪というのもその一つだろう。
秀吉の母が、懐に日輪が入る夢を見て
秀吉を生んだという伝説から、
日輪の子と呼ばれるようになったという。
この光景を見て、そんなことを思い出した。
日吉丸(秀吉の幼名)となかまたち、
というタイトルの像。
柵で囲まれていてこれ以上近づけない。
後ろに見えてるのは、寒桜だろうか。
一本だけよく咲いていた。
桜じゃないのかな?
中村公園のすぐ東側に妙行寺という寺があり、
ここは加藤清正生誕の地で、
清正を祀っている。
ここが清正生誕の地であることは
どうやら間違いなさそうだ。
母親が秀吉の母親と従姉妹同士で、
幼い頃から秀吉の家来となっていたという。
清正が名古屋城を築城する際に
余った資材で建てた寺らしい
(少し離れたところにあったものをここに移した)
加藤清正像。
なかなかいい顔をしていた。
妙行寺はもともと真言宗の寺だったが、
鎌倉時代に日蓮宗の寺となったらしい。
妙行寺のすぐ北にも秀吉ゆかりの
常泉寺というのがあり、
ここも秀吉生誕の地となってるようだ。
どこがホントなんだ、一体。
秀吉像。
像としては清正の方がいい。
これは貫禄に欠ける。
ホントかウソか、
秀吉産湯(うぶゆ)の井戸。
少し離れたところに、
秀吉手植の柊というのもあったけど、
これもどうなんだと思わせる。
(疑ってはいけないぞ、私)
常泉寺の北には公園があって、
隣には中村スポーツセンター
という建物もある。
帰る途中で猫に遭遇。
どこへ行っても猫に会う。
しかし、相当暗くなっていたから、
ひどく手ぶれを起こしている。
寒さもあって。
手ぶれ補正機能がないとこういうときつらい。
もちろん、今回も手持ちのカリカリを投入。
猫にエサを与えないでください、
という看板があったけど。
名古屋競輪場の建物。
開催日じゃない日はいたって静か。
けど、まさか自分が生まれた場所で
競輪などというものが行われることになるとは、
秀吉も思わなかっただろう。
二輪車に人間がまたがって漕いで、
馬を競走させるみたいに競争して、
誰が一番速いか賭をする、
という説明で秀吉さんは分かるだろうか。
帰り道、名古屋駅裏から見たツインタワー。
いつもは表側からしか見てないので、
たまにこうして裏側から見ると新鮮に感じる。


 豊国神社は豊臣秀吉生誕の地で、秀吉を祀ってるにしてはこぢんまりとしてるけど、周辺に色々見どころがあるので、けっこう楽しめる。
 時間があれば中村公園文化プラザの記念館も見て回るといいだろう。
 秀吉ゆかりの地はあちこちにあるけれど、やはりここは外せない。
 けど、実際、ホントにここが生誕の地なんだろうか。
 歴史は勝者が作ったものというけど、ここまで秀吉の出生や前半生が謎に包まれてるのはそれなりの理由があるんじゃないだろうかとちょっと疑いたくなる。
 出生にしても、農家の子供ということが体裁が悪かっただけなのかどうなのか。

 家康、秀吉の生誕の地へ行ったので、次は信長の那古屋城だ。
 と思ったら、もうない〜。というか、その場所に今の名古屋城が建ってる。
 やはり名古屋城も一度ちゃんと見て回らないといけないだろう。
 ということで、次は名古屋城へ行こう。
 清洲城も。

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