2005年1月28日
「相生山緑地
(あいおいやまりょくち)
名古屋市天白区
地図
撮影 MINOLTA DiMAGE7 UG

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少し前の新聞に、天白区に毎年ヒメボタルが
見られる場所があるという市民版の記事を読んで
それはぜひ見たいと思った。
場所は相生山緑地だという。
どこ、それ?
全然聞いたことがない。
緑地好きの私なのに。
地図で調べたら、意外と近い。
それにすぐ横の道路を何百回も通っている。
むむっ、こんなところに!?
とりあえず下見だということで行ってみた。
駐車場はすぐに見つかったけど、
おー、入れないー。
土日と祝日の9時-5時だけ開いてるらしい。
ここは普通の緑地というよりも、
森を守りつつ、育てつつ、半ば市民に開放してる、
といった感じの里山のようだ。
中には犬を連れた人や散歩の人がちらほらいた
けど、ここホントに勝手に入っていいのかなぁ、
と思わせるものがあった(いいんだけど)。
普通の緑地(このへんでいえば猪高緑地とか、
牧野が池緑地とか)と違うのは、
市や県が管理してる公共のものではなく、
個人の地主さんがいて、それを行政と市民が協力
しているという形の緑地だという点だ。
こういう看板や標識はあるものの、
必要最低限で、歩ける道も限られている。
中はこんな感じで、
道はちゃんと整備されている。
人の踏み跡もしっかりついてるし、
近所の人は日常的に歩いているのだろう。
ちょっとした休憩所などもある。
道にも広場にも名前がついていて、
木には手製の名札がついていたり、
鳥の絵が描かれた札などもあった。
森を守る会のようなものもあるようなので、
森を管理、育成してるのだろう。
雑木林は人が入らないとかえって荒れ果てて
しまうらしい。
今日は寒い日だったけど、
もう梅が咲き始めていた。
梅林もあったから、
もう少ししたら梅でいっぱいになるのだろう。
咲いてる花はもうしっかり咲いている。
木によってずいぶん差があるけど、
もう2、3分咲きのものもあった。
いよいよ春は近い。
これは何の芽だろう。
何かの花なのか違うのか。
控えめな見晴台もあった。
もちろん登ってみる。
見晴らせん……。
360度ぐるりと木ばかり。
わずかに東山のスカイタワーが見えたくらい。
けっこう広い畑もあった。
農家の人がいるのか市民で何かを作ってるのか。
ところで肝心のヒメボタルはどのあたりに?
森の中はほとんど回ったけどそれらしいポイントが
見つからなかった。
とにかく水気が全然ない。小川も池も何も。
ホタルといえばきれいな水とセットじゃないのか?
帰ってきてからネットで調べたところ、
ヒメボタルは、竹林や梅林の下に適度な湿り気の
ある草があればいいらしい。
それよりも問題は夜、街頭や車のライトがあると
繁殖できないんだとか。そういうことだったのか。
だから、開発されてないここがヒメボタル生育の地
になったんだな。納得。
日没。
太陽は地平線近くの厚い雲の向こうに沈んだ。
明日は雪らしい。
緑地のすぐ横にある双子池。
小さな溜め池で、誰か釣りをしてたけど、
カモなどの姿はなかった。


 ヒメボタルが見られるのは5月中旬から6月初めらしい。
 これはぜひ行かなくては。
 ピークは夜の10時から深夜2時なんだとか。
 それはちょっと遅いかも。
 けど、シーズン中は毎日100人からの人出があるんだそうだ。けっこう有名なスポットなんだな。
 まあそれだけたくさんの人がいれば、どこがポイントなのかは分からなくても、誰かのあとをついていけばいいだろう。
 駐車場はなくても、周りは住宅地で駐禁じゃない路上がたくさんあるから、とめる場所には困らない。
 5月のゴールデンウィーク明けが今から楽しみだ。
 上手く写真を撮れるかどうか。

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