2005年1月28日
「岡崎城
(おかざきじょう)
愛知県岡崎市
地図
撮影 MINOLTA DiMAGE7 UG

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せっかく岡崎へ行ったら、
岡崎城を見ないで帰るわけにはいかない。
ということで、岡崎東公園を後にして、
岡崎城へ向かう。
ここはその手前の乙川。けっこう川幅は広い。
岡崎城の駐車場が有料なので(30分100円)、
この川沿いあたりに路上駐車しておこうと思った
のだけど、駐禁だったのでやめておいた。
素直に有料駐車場にとめた。
駐車場は岡崎城から少し離れたところにあって、
3分くらい歩かないといけない。
以前はもっと近いところにあったらしいのだけど、
新しいところは仮なのかどうか。
とにかく入り口も分かりづらいし、遠いし、
このへんはなんとかして欲しい。
写真の石垣は昔のものなのかどうなのか。
岡崎城は明治になって解体されてしまったけど、
堀と石垣は残ったらしいから、
もしかしたらこのへんは当時のものなのかもしれない。。
北と東の堀は水が入ってない。
堀自体あまり残ってなくて、
南側の水が入ってるところとあわせても
内堀半分くらいだろうか。
外堀はたぶん残ってないと思う(あるかも?)。
南側の堀は水があって、ハクチョウがいた。
大きなやつだったから、もしかして
オオハクチョウだったのかも?
遠かったのと後ろ姿だけだったので
定かではないけど。
おじさんがエサをあげてた。
南側にある神橋。
このへんはまだ岡崎城の外側。
正門から入ったすぐのところにある大手門。
かなり大きくて立派なものだけど、模擬。
明治政府にとっては徳川家康が生まれた
この岡崎城は目障りだったようで、
全部取り壊してしまって古いものは
何も残ってない。
そうやって壊された全国の貴重な城が
いくつあったことか。
明治政府なんてろくなもんじゃない。
岡崎城は岡崎公園として整備されていて、
広くはないのだけど、城以外にも
武士の館という資料館や龍城神社などが
中にある。
公園に入るのは無料。
天守閣に登るのは200円。
武士の館は入らなかったんだけど、350円。
なんだ、あの公衆電話。
はは。笑う。
さすが愛知のセンスだ。
公衆電話の屋根が天守閣風になってるなんて、
他にはないんじゃないか。
それとも意外と全国でもありがちなのか?
からくり時計。
一時間ごとに中から家康の人形が出てきて、
能を舞うらしい。
残念ながら少し遅れて見られなかった。
いや、別に見たくないけど。
これが武士の館。
正確には「武士のやかた 家康館」。
天守閣と両方だと500円になるらしい。
入館、入城は4時半までみたい。
どういういわれがあるのかは知らないけど、
馬の像。
岡崎城天守閣。
これも復元されたもの。
明治に壊されてから長い間、
堀と石垣だけが残されて荒れていたのを
やっぱりそれでは寂しいということで、
昭和34年に復元されたらしい。
だからかなり新しい。
ただ、見た目の再現度はかなりのもので、
安っぽい感じはない。
しかし、手前の松が邪魔だなぁ……。
天守閣周りに障害物が多くて、
写真を撮るにはあまりいい感じじゃない。
回ってみたけど、このあたりが一番
よく見える角度だった。
中に入ってすぐのところにある、
礎(いしずえ)だったかな。
これはたぶん当時のものなんだろう。
2階から4階までは展示スペースになっていて、
いろいろなものが展示されていた。
家康の時代だけでなく、
江戸時代を通しての岡崎のもののようだ。
しかし、このあたりの鎧は本物感が強くあった。
こんな小物類もあれこれあって、
見ていると面白い。
閉館時間ぎりぎりで
あまりゆっくり見られなかったけど、
じっくり見ても楽しいはず。
本物の刀はやはりまがまがしい。
これはいけないと思った。
危ないとか怖いとかいう私の許容範囲を超えて、
こんなもの振り回しちゃ反則だろうと思わせた。
鎧と槍。
槍も先端はピカピカのギラギラで、
恐ろしい光を放っている。
でも刀よりはましだ。
私がもし武士ならこっちを選ぶだろう。
軍配。
これは家康が使ったものなんだろうか。
違うかもしれないけど、
これも歴史の重みを感じさせるものだった。
火縄銃もあった。
いわゆる種子島と呼ばれてたやつだろう。
鉄砲が戦を変えたとはいえ、
私は鉄砲隊はイヤだ。
こんな連発のきかない鉄砲では
接近戦になったときどうしようもない。
最上階の展望スペース。
完全な貸し切り状態。
この日最後の客だったので。
壁に飾られている全国の城写真がよかった。
かつての岡崎城の復元模型。
全盛時は相当立派なものだったんだ。
家康が浜松にうつってしまった後も、
江戸時代に何度か増築整備されたらしい。
新時代には無駄なものといえばそうだけど、
それにしても惜しいことをしたものだ。
安土城も見たかったな。
上からの眺めはたいしたことはない。
城が建ってるところ自体が低いから。
岡崎の町並みが見えるだけだ。
ビルの4、5階といったところか。
外に咲いてたこれは何だったんだろう。
梅にはまだ早いと思うけど、
ボケなのか、別の何かか。
それともやっぱり梅なのか?


 岡崎城は思ったよりも良かった。あまり期待せずに行ったから。
 逆に期待しすぎて行くとがっかりするかもしれない。復元された天守閣も完全に昭和に入ってからものだし。
 でも、展示物はなかなかのものだ。
 時間があれば武士のやかたとセットで見るのがいいと思う。
 私としては、ちょっと急ぎ足になってしまったのが残念だった。公園内には家康産湯の井戸などもあったらしいのだけど、そこまで見て回る余裕がなかった。

 信長ゆかりの桶狭間に続いて家康の岡崎を見た次は、やっぱり秀吉関連だろう。
 秀吉生誕の中村公園や墨俣一夜城などいろいろある。
 冬場の花がないときは神社仏閣、名所旧跡巡りがいいということに今更気づいた。2月はそれでいこう。

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