9月28日 はじめまして、ナゴヤドーム


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初めてのナゴヤドーム行き。
いつもドームの屋根だけは見ているのだけど。
ナゴヤドームはこんな静かな住宅地の中にあるのです。
バス停から徒歩5分。
球場の外側。
試合開始10分前だというのにやけに閑散としている。
早くも激空きの予感。
通路から観客席へ。
おおお、ドームだぁ……。
ここまで来るとさすがにちょっと気分が高まる。
なんとなく嬉し恥ずかし気分。
うっ、空いてる……。
こりゃあ、自由席だし、どこでも座りたい放題だ。
外野も人入ってなかったなぁ。
あ、そうそう、実は今日は一塁側に座ったのだった。
説明すると長くなるけど、
要するにチケットが一塁側のみのものだったのだ。
あああ。なんてこった。
ドラ・ファンに囲まれてしまったではないか。
三塁側でのんびり観るつもりだったのにー。
さて、いよいよ試合が始まった。
これを観るとよく分かる通り、
三塁側はものすごい空きようだった。
一塁側はけっこう混んでいるように見えるけど実はこの一角だけ。
寂しいので人が多いところに座ってしまったのだった。
上の方は人っ子一人いなかった。
レストスタンドのヤクルト応援団の声だけが球場に響いていた。
といっても、それもわずかなのだけど。
肝心の球場のことだけど、
意外にもすごく狭く感じたのだ。
もっと圧倒されるほど広いものと思っていたけど
案外そうではなく、プレートからホームも近く感じられた。
大人になったからかなぁ。
寂しいチアガールたち。
うーむ、盛り上がらん。
にこやかに踊り狂ってたんだけど。
試合はまさに消化試合そのもので淡々と進み、
8時半で終盤に入った。
個人的に盛り上がった池ちゃん(池山)登場。
ブルンブルンバットを振り回して素振りしてたくせに
あえなくハーフスイングで三振。
笑わせてくれる。
8回にちょっとだけ中日が反撃し、
9回からは高津っつぁん、登場。
中日は、突如ガンジーの教えを守り、
無抵抗主義者になったのだった。
高津っつぁん、汗もかいてなかったなぁ。
負けた瞬間、球場を後にする中日ファンの人々。
負けることにすっかり慣れてしまって、
だーれも怒ってなかったのは、
それはそれでちょっと寂しい気がしないでもなかった。
それにしてもまったく緊張感のない試合で、
片方が優勝間近だとはとても思えなかったぞ。
ま、私はのんびり観られたから良かったんだけどね。
あー、でも、やっぱり球場はいいなぁ。
生のプロ野球も、自分が観客になることも、
ナゴヤドームもきれいで、いい球場だった。
これでドラがもうちょっと魅力のあるチームだったらなぁ。
なにはともあれ、十何年かぶりのプロ野球観戦を楽しんだ私は、
また来年も来ようと心に誓い、ドームを後にしたのだった。
ナゴヤドームよ、ありがとう。また来年。


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