2004年12月16日
「八田川沿い
(はったがわぞい)
愛知県春日井市
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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今日は春日井の八田川へ。
川での鳥撮りは久々。
ここはマイナーな場所なんだろうけど、
「愛知子どもハイキング」に載っていて知った。
朝宮公園に車をとめて、三つ叉公園まで、
川沿いを歩く。
約4キロ。
無料駐車場は広く、100台くらいはとめられそう。
朝宮公園はそれなりに広い。
メインはグランドや芝生広場で、
緑地の中の公園という感じでもなさそうだった。
横を通っただけで中にまでは
入ってみなかったのだけど。
それにしても子供から若者、お年寄りまで、
人満載。
駐車場もかなり車がとまっていた。
公園を抜ければすぐに八田川に出る。
向こう岸に、何やら鳥をかたどったオブジェクト(?)
のようなものがあった。
フォーリー水鳥というらしいけど、
誰がどのような目的で作ったのかは知らない。
赤色の橋「紅橋」を渡る。
渡った側の方が散策路が整備されている。
こちら岸は途中で途切れたりしてるので。
八田川は小さな川で、水量も少ない。
知名度も高くないと思う。
近所の住民は知ってるけど、
隣町の人は知らない、という感じか。
わざわざ遠くから訪れるようなところじゃない。
でもウォーキングしてる人や散歩の人は多い。
遠くに早速カモ軍団、発見。
おっ、いるな、カルガモたち。
が、なんだか眠ってるようで
固まって動かない。
むむ、こんな明るい時間から寝てるとは。
今日はちょっと寒かったから、
丸まっていただけか。
少し離れたところに、マガモのペアも発見。
ここは一ヶ所に固まってるというより、
数羽単位のグループで分かれていた。
川は池と違ってそういうところが多い。
ううーん、こいつはなんだろう。
首を後ろにすっこめて出さないので
よく分からなかった。
足の細さからしてカモ類じゃない
と思うんだけど。
川の定番、コサギも発見。
黒いクチバシと黄色い足が特徴。
しかしコサギっていつもロンリーだな。
単独行動してるやつが多い。
わっ、近づいたら飛んで逃げてった。
わー、待ってくれー。
お、木の上にも。
これはこの前から何度か見かけてるやつ
かもしれない。
大きさ的にムクドリかなぁと思ったけど、
ムクドリは足が黄色っぽいはず。
ということは、ヒヨドリかもしれない。
たぶん、そんな気がする。
電線にとまるたくさんの小鳥。
遠いのと小さいのと曇り空とで、
判別不能。
川に目を戻すと、また新たなやつが。
これは後ろ姿だけど、
セグロセキレイでいいのかなぁ。
遠くの方にまた一羽。
なんだスズメか?
と思ったら、
おおおおーーー!
あ、あれは、もしやカワセミか!?
ホントに?
そうだ、たぶん間違いない。
オレンジっぽい腹に青い背中。
カワセミだ。
初めて見た。
ちょっと感動……。
おおー、これがカワセミかぁ。
実はそれほど珍しい鳥でもないのだけど、
あのコバルトブルーは初めて見ると、
というか初めて撮ると、
けっこう感動するものがある。
もうこの時点で満足して帰ってもいいくらいだった。
八田川沿いは、散歩コースとしてと、
春の桜並木として、
近所の住人に親しまれてるところのようだ。
桜のトンネルはかなりきれいらしい。
確かに桜の木がきれいに並んでいる。
木自体はそれほど大きくないのだけど、
むやみに剪定されていないので、
へたな有名スポットよりもきれいな並木
なんじゃないかと思わせた。
川沿いの道は、土というか砂利混じりと、
その外にアスファルトの歩道もあって、
その歩道の方は道路を横切らなくても
トンネルの中を歩いていけるようになっている。
これはなかなかの心遣いだ。
子供やお年寄りも安心。
途中にはこんなモニュメントや、
埴輪の置物や、ちょっとしたコートや、
休憩所、トイレなどもある。
ただの川沿いの道ではなく、
遊歩道として整備されているのが分かる。
うちの近所の香流川や矢田川よりも
気が利いている。
1時間くらい歩いて、三つ叉公園手前の
中州に到着。
写真を撮るために何度も立ち止まったり、
少し戻ったりしたので、1時間かかったけど、
普通に歩けば45分くらいだろう。
このまま更に歩くと、落合公園まで行ける。
中州には、吊り橋もどきや、
小さな畑や池などがある。
スイセンやその他の花が植えられている。
池にはカモの中軍団がいた。
ここはたくさん集まっていたから撮り放題。
マガモやらコガモやらカルガモやら。
一羽はぐれていたけど、
これは誰だろう。
カルガモか。
違うのか。
これはカルガモでいいのかな。
カルガモのオスとメスって似てるかも?
よく見るとけっこう模様や色が違う。
三つ叉公園に到着。
子供たちがたくさん遊んでいた。
こちらはそれほど大きくない。
運動場みたいな感じで、
少し子供用の遊技などもあった。
こちらの駐車場は小さい。
夕暮れ間際になって、
隠れていた太陽が顔を出した。
川面を夕陽色に染める。
カモも夕陽に照らされ、
シルエットに。
とりあえず予定通り三つ叉公園まで歩いたので、
そこから引き返すことにする。
日没も近づいた。
時間があれば落合公園まで歩こうと思っていた
けど、またそれは次の機会に。
ツバキなのかサザンカなのか、
落ち葉の絨毯になっていて、
ちょっときれいだった。
いい感じに下の緑と
コントラストを描いていた。
タンポポがこの時期に
こんなにもたくさん咲いてるなんて、
花のクローズアップ写真を撮るまで知らなかった。
えーと、これはなんだったか。
キク科の何かなんだろうけど。
またそのうち調べておこう。
遠くから見たらアザミかと思ったら、
近づいたら違った。
これはムラサキツメクサなのかな。
うわっ、ボケボケだ。
でもこれはこれでいいのかもしれない。
ソフトフォーカスと思えば。
違うか。
夕焼け空。
夕陽写真は間に合わなかった。
日が沈み、川面がピンクと水色に染まった。
月はまた少しずつ太くなってきた。
日没後は急に気温が下がって寒くなる。
これからの時期、夜歩きは避けた方がいいかも。

 八田川の印象はとてもよかった。
 その理由の大部分はカワセミが撮れたからなんだけど、それだけじゃなく、歩くのにも鳥を撮るにも、いろいろ変化があって面白い。

 時間の余裕があれば落合公園まで歩いていくのもいい。そうなると往復3時間コースといったところだろうか。
 それよりここは、なんといっても桜の時期がよさそうだ。
 どの程度の人が訪れるのか分からないけど、もし人が少ないようだったら穴場だ。
 私もその時期にもう一度行ってみたい。

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