2004年12月13日
「明徳池の鳥
(めいとくいけのとり)
名古屋市名東区
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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明徳池は二回目。
前回は夏の終わりの花探しだったけど、
今回は冬の鳥撮りなので、
目的が違えば同じ場所も違ったものになる。
暖かい初冬が続いていても、
森の装いはすっかり冬景色だ。
紅葉もいいけど、こんな枯れ葉の絨毯も
これはこれで趣があっていい。
枯れ葉の間から芽を出した若草が目をひく。
5月の新緑色だ。
これから冬に向かって伸びていくんだろうか。
竹に匍う紅葉。
木々の上から鳥の声はたくさんしてるけど、
なかなか姿を見ることはできない。
手っ取り早く明徳池に向かう。
早速カモ発見。
やや遠目。
釣りをする人と、それを眺める人。
それを撮る私。
その横には、双眼鏡でバードウォッチをする
おばあさん。
池の周りの木は更にたくさんの鳥がいた。
こんな鳥小屋も置いてあったけど、
これだけ自然の木がたくさんあるんだから、
わざわざ人間が作った巣箱を作らなくても。
が、きっとものぐさな鳥が利用してるのだろう。
やっと鳥を撮れた。
が、たくさんの枝に阻まれて、
しっかり姿が見えない。
相変わらず木の上にいる鳥の名前が
分からない。
遠目だと姿も似てるし、
はっきり色や模様が捉えられない。
これも図鑑で調べたけど分からない。
冬になると羽の色が変わるやつがいたり、
オスとメスでまったく違ったりするから、
野草よりも名前を判別するのが難しい。
上のやつと同じやつかな?
ムクドリかとも思ったけど、
どうも違うような?
トラツグミのような、そうじゃないような。
ううっ、もっと寄りたい。
手ぶれ補正付きの20倍ズームを私に(ないない)。
柿をつついてたやつがいたので、
こいつも撮っておいた。
どうも同じ種類みたいだ。
木はあきらめて水の鳥にする。
水の中にいるやつは動きも鈍いし、
撮りやすくていい。
鳥といえども、
これくらいの落ち着きが欲しいものだ。
木のやつは落ち着きがなくていけない。
これは、ホシハジロかな。
近づいたら逃げていったので、
後ろ姿しか撮れなくて残念。
目が赤ければホシハジロのオスでいいと思う。
これもホシハジロ?
じゃければ、ヒドリガモかもしれない。
ここのやつらは全体的に、
あまり人になついてない。
ちょっと近寄ると逃げていきがちだ。
遠くに見えてる白いのはコサギかな。
コサギ(推定)が飛び立ったところ。
すごい白飛びだ(露出の話)。
アヒルだけは人に慣れてるというか、
動じないというか、
完全にこっちを無視してる。
どれだけ近づいても知らん顔。
毛繕いをしたり、頭を振ったり。
電線にとまる鳥。
ここまで遠いとまったく判別できない。
上のやつとはまた別のやつだと思うのだけど。
あ、なんか上空を飛んでる。
おおー、なんかすごいやつだ。
と、素人丸出しにちょっと感動。
こんなふうに飛んでるやつは
みんなハヤブサに見えるんだけど、
図鑑を見るとかなりたくさんこんなのがいる。
タカやワシだけでも何種類もいるなんて、
たぶんC-2100UZを買わなければ
一生知ることがなかっただろう。
日暮れが近づくと、
もう鳥撮りの時間は終わる。
ただでさえ薄暗い木々の間にいるのに、
光が弱くなると、鳥はシルエットになってしまう。
露出をどう補正しても色が出ない。
最後に小高い丘に登って、
遠くの山並みを見て終了。
また山に登りたくなった。
標高300メートル以下限定で。
今日の夕陽はとびきり大きくてきれいだった。
しかし、撮ろうと思ったら雲の向こうに沈んだ。
残念。間に合わず。
一年で一番昼の短い日は昨日で終わって、
今日から少しずつ日が長くなっていく。
もっといい夕陽を撮りたい。

 鳥撮りとしての明徳池はかなりいい感じだった。木の上のやつも比較的近いところにいるし、池にもカモ類がそれなりにいる。
 運がいいとカワセミも見られるらしいけど、これはそう簡単でもないだろう。

 家から車で5分なので、その気になればいつでも行ける。
 もっと勉強して出直そう。
 それと、やっぱり鳥撮りは時間をかけないと無理ということも、いい加減思い知った。散歩しながら撮れたら撮る、というスタイルでは限界がある。鳥はじっとしてないし。
 花撮りとはまったく別ものだ。
 もしかして、ひょっとして、そのうち、迷彩服を着てほふく前進しながら鳥を撮るようになるのか、私!?
 ……。
 ならない、ならない。

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